2014年8月1日金曜日

大切なことは言葉にならない



大切なことは、言葉にならない。

それが大切なものであればあるほど、

言語化すると、ちょっと自分の実感とずれてしまう。

実感というのは、本当のところでは言葉にならない。

だから、言葉にして改めて問われると、

「それはちょっと違う」と否定せざるをえない。

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精神科医・名越康文さんの著書に書かれてあった言葉です。

取材をするときに、
心の中に置いておこうと思っていることと、重なりました。

例えば、
スポーツの大会で、
その日の調子や、試合の感想などを、選手に尋ねることがあります。

選手の言葉を、そのまま文字にして、記事にすることもありますが、

「読む人にとって、分かりやすく」という点を考えた時、

選手の言葉をそのまま使うのではなく、
説明を加えることがあります。

説明を加えるためには、
より細かい情報が必要なので

「それは、具体的にいうと、どういうことですか?」
「それは、○○というようなことですか?」
など、選手に質問を重ねます。

選手から「わかりやすい言葉」で説明していただき、
私は、その言葉を拾ってまとめているといえます。

でも、こういう時に、ふと思うのは、

「ズレてしまうかもしれない」ということ。

分かりやすい言葉にしてもらうことで、
選手が本当に感じていることとは、
ズレてしまうかもしれない。

ということです。

「大切なことは、言葉にならない」

実感と、言葉の間にあるもの。
意識しておきたいです。

一方で、
「言葉にすること」に価値があるとも思います。

言葉にすることで、
自分が感じていることを確認できることがあるからです。

他人に理解してもらうために、言葉にして伝えること。

そのスキルも大切ですね。




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