2014年8月8日金曜日

思い通りにならない、思いに注目しよう



「思い通りにならない」というとき、
その「思い」について、考えてみましょう。

その「思い」のもつ
しんどさ、重さに、気がつきます。

「思い」は、妄想によって形づくられたもの。

エゴイズムに満ちた、
欲望の塊のような「思い」を押し通しても、

楽にならない。

幸せには結びつかない。

希望というのは、そんな「思い」の対極に、ふっと現れてくるものです。

不安が少しずつ減ってくると、

「あ、これ、やってみようかな」と興味がわいてくる瞬間がある。

あるいは、以前は否定していた考え方について、

「あれ? 今は感覚的としてわかるなぁ」と思えるようになる。

不安が減少した分だけ、

そうした感覚の幅、興味の幅が広がってくる瞬間がやってくる。

そうすると、自然と希望がわいてくるんです。

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精神科医・名越康文さんの著書
「毎日トクしている人の秘密」にあった一節です。
(一部改変)

私の欠点の一つは、

物事についての考え方や、表現のされ方について、
「嫌い」と感じてしまうと、「嫌なものは、嫌!」
と拒否反応を強く表してしまうところです。

世の中には、
いろいろな考え方があるし、
不条理なこともあるのだから、

「嫌なものは、嫌!」という直線的な反応ではなく、

「そういうこと、そういう考え方も、ありますよね」
「私は、好きにはなれないけれど・・・・」
というふうに、柔らかく受けとめられたらいいのに。
と思うことがあります。

好き・嫌いではなく、
きちんと論点を整理してお話できたら説得力があるのに、
そうできないのは、物事を柔らかく受けとめる余裕がないのかな。

どこか自信がなくて、不安があり、
自分の「思い」に自分自身がしばられているのかな。

と考えたりします。

自分の「思い」を手放してみたり、
距離を置いてみたりする時間が
大切なのかもしれません。

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