2015年1月27日火曜日

分厚い雲の上に青空がある



空は何も見ていない

ただそこにあるだけ

ヒトがヒトを愛しても

ヒトがヒトを見捨てても

空は裁かない

いつまでも黙っているだけ

どんな分厚い雲の上にも

いつも青空はあるということ

どんな暗い夜にも

どこかの国の誰かの上に青空はあるということ

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詩人の谷川俊太郎さんと、写真家の荒木経惟さんがコラボした本「写真ノ中の空」

古本屋さんで定価の半額になっていたのを、見つけました。

上記は、最後のほうに掲載されていた詩です。

空に比べたら、ヒトの存在って、小さいですね。

自分のことしか見ていなかったり、

目先のことしか考えていなかったり、

広い視野で物事をとらえるのって、なかなか難しい。

分厚い雲の上には青空があることを想像すると、

少しは視野が開けるかな。





2015年1月26日月曜日

一瞬



昨日は過去で、明日は未来。

今だけ現実なんだけど、

過ぎてしまえば夢だから、

一秒きざみに夢になる。

一瞬一瞬は、夢のように過ぎ去りながら

でも、その夢の足跡は確かな道になっていき、

ぼくの人生になっている。

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アンパンマンの著者・やなせたかしさんの言葉です。


やなせさんの言葉は、

「一瞬、一瞬が大切です」と言っていますが、

「大切な一瞬だけど、ダメな一瞬、適当な一瞬があってもいいんだよね」

という意味も含まれているように思います。


一瞬、一瞬、輝けるように、頑張ってもいい。

でも、頑張れなかったり、失敗したり、駄目な一瞬があってもいい。

どんな一瞬も、
自分の人生になっていくということですね。


2015年1月21日水曜日

【センス入門】考える人間に



「考えるのが性分」なところは、やっかいで、損な性格・・・。

と思うことが多かったのですが、

松浦弥太郎さんが著書「センス入門」の中で、

「なんでも考える人間になったほうがいい」

と書かれていて、

改めて、「考える」ことの価値を見直しています。

松浦さんは、次のように書いています。
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考えることはとても身体的なことで、

ときには苦しく、疲れることです。

でも、考えることは、続けていくと楽しくなってくることがあります。

考えていると必ず発見があり、

成果といえるものが必ずあります。
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具体的な解決策がすぐに見つかるなら、そもそも悩まない。

すぐに答えが出ない問題だから、いろいろ考えてしまう。

つまり、

「考えている」ということは、

その物事に対して、逃げずに向き合っているということ。

向き合っているからこそ、
そのうちに発見があり、成果が出てくることもあるのだと思います。

具体的な解決策や、明確な答えは出てこないかもしれないけれど、

気持ちの持ち方や、物事に対する姿勢を変えることができるようになって、

それが、次に別の問題にぶつかった時に、役に立つように思います。

「考える」という経験を積んでおくことが、
さまざまな場面で役に立つのだと思います。

松浦さんのいうとおり、

他人から言われたことを鵜呑みにするのではなく、
自分の頭で考え、自分の言葉に落としておくことが大切ですね。

ただし、牛乳プリンのラベルにあるとおり、
時には「力を抜いてね」。


今日も元気に♪

2015年1月19日月曜日

【やなせたかし 明日をひらく言葉】チャンスをつかむ



チャンスは誰にでも平等にある。

「どうせオレなんてダメだ」と言っている人は、

チャンスをつかもうとしていないのではありませんか。

好きなものであれば

コツコツ努力をすることも

決してつらくありません。

楽しみながら、

いつのまにか

何かをつかむことができます。

失敗を恐れず、

絶えず挑戦をくりかえして

やっとつかむのです。

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「アンパンマン」をつくった漫画家やなせたかしさんの言葉です。

「やなせたかし 明日をひらく言葉」(PHP研究所 編)


アンパンマンがヒットし、代表作品となったのは、

やなせさんが70歳手前となった時のこと。

それまでは、さまざまな仕事を手掛けられたそうです。

さまざまな仕事に、一つひとつ、誠実に向き合ってきたこと。

どんな仕事でも、「人を喜ばせたい」という思いを根底に据えて

取り組まれたことが、
「アンパンマン」という作品につながっていったように思います。




2015年1月15日木曜日

【ビリギャル】人の評価基準



人と信頼関係を築くには、
どんなことを心がけたらよいでしょう?

「学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話」
(坪田信貴・著、株式会社KADOKAWA
は、タイトルそのままの物語ですが、

ストーリーの終わりに、学習塾の先生である著者から、
人材育成のポイントが紹介されています。

私が関心を持ったのは、

人と信頼関係を築くうえで、相手のどのようなところに注目したらよいか?

という点です。

坪田先生によると、

人の評価の基準は3つある。

Doing(行為)
Having(属性)
Being(存在)

①のDoing(行為)は、何をしたか。
子どもがお手伝いをしてくれた
仕事で遅くまで残業をした など。

②のHaving(属性)は、その人の地位や、持っているもの
クラス委員である、
営業部長である など。

③のBeing(存在)は、
その人の存在そのもの

「お手伝いして偉いね」
「遅くまで残業して頑張っている」というのは
①のDoing(行為)に対する評価。

「部長に昇格したなんてすごい」
「クラスで一番は、誇り」というのは、
②のHaving(属性)に対する評価。

坪田先生は、
DoingHavingの評価は、
裏を返すと、
「〇〇しないと評価されない」
「〇〇にならないと評価されない」
というメッセージにもなってしまうと指摘しています。

これに対して、Beingの評価は、裏がなく、
「あなたが、いま、ここにいることが、嬉しい」ということ。

坪田先生は、特に親子関係において、
Beingの評価を伝えていくことが大切だと言っています。

その人が、何をしてくれるかではなく、
地位や立場、持っているものでもなく、
相手の存在を、まず、認める。

人間の信頼関係は、そこから始まるのかもしれません。