2020年12月8日火曜日

【リハビリの夜】源さんがインタビューで取り上げていた1冊

 



雑誌「ダ・ヴィンチ」2020年12月号掲載のインタビューで、星野源さんが取り上げていた1冊。

雑誌のインタビューって、普段はあまり面白いと思うことが少ないのですが、この星野源さんのインタビューは、なんか良かった。たぶん、私好みの本が挙げられていたこと、この本を読んで源さんが感じたことを読むことができ、なるほど、なるほど、と思ったからだ。

熊谷晋一郎さんの著書「リハビリの夜」
障害のある人が自分の身体について、どう感じているのか、捉えるのか。
熊谷さん自身が、自分の身体やその感覚について感じていること、考えていることを
書いている。

この本を読んだとき、「もしも、私の身体に障害があったら」と想像したところで及ばない、もやもやした、掴みきれない感覚があるのだと知った。

想像しても「分からない」ものがある。
そのことを自覚することは重要なのかもしれない。
ただ、「分からない」ということを前提にすると、
相手との間に「壁」をつくるような気もした。
それから、しばらく、障害の有無による身体の違いと、人間関係の距離ということについて考えたと思う。結局、その後、特に何か、答えが出たわけではなかったけれど。

もう、ずいぶん前に読んだので、細かい内容は覚えていない。
源さんのインタビューを読んで、改めて読んでみたくなった。


2020年12月2日水曜日

部活が嫌いだった



 中学生の頃、「部活」が嫌いだった。

演劇部に所属していて、演劇そのものは好きだったのだが、「部活」に伴う慣習が嫌いだった。

1つ学年が違うだけで、先輩、後輩と位置付けられ、先輩から後輩に向けて様々な「指導」が発生する。

「分かった?」「ハイっ!」

「返事は?」「ハイっ!」


それって、必要?
それって、意味があるの?
まるで、軍隊の訓練みたいに思えるような行動を強いられるのが嫌いだった。

挨拶や返事、言葉遣いや態度は、大切なものだと思ったけど、部活に伴う慣習は、なんだか理不尽に感じるものが多かった。そういうものなんだと、自分で自分に言い聞かせて過ごしていたけれど、気持ちがよいものではなかった。

こんな慣習、部活なんて仕組み、辞めたらいいのにとずっと思っていた。

大学卒業後、京都に住み、最初の職場でお世話になった高松平蔵さんによる、

最新刊「ドイツの学校にはなぜ、「部活」がないのか」

これは、気になる1冊です。