2015年5月29日金曜日

優しいおじさん


「優しい、おじさん」
韓国の人は、日本人のこと、良く思っていないんだろうな。
高齢の方は特に、教育の影響や、戦争の記憶などがあるはずだ。
心の底では、憎まれているのかもしれない。
そんなふうに思っていました。
先日、韓国に行った時、
駅の構内で、うどんの出汁の良い香りがしてきました。
「あ~、うどん。おいしそう」
思い切って、カウンターの中にいたお姉さんに手をあげました。
でも、貼りだされてあるメニューは、韓国語。
どれが「うどん」を示すのか、まったく分かりません。
身振りで示してみたものの、まったく伝わらない。
う~ん、どうすればいいんだろう?
カウンター席の一番奥に座っていた、おじさんが
お姉さんと話し始めました。
おじさんは、私のほうを向いて、一言。
「何、ですか?」
え?日本語!
「うどん、です!」
おじさんが、通訳を始めました。
時間が遅かったため、天ぷらはなくなっているけど、
うどんだけなら作れるとのこと。
お願いすることにしました。
でされたのが、写真の一品です。
天ぷらの代わりに、いろいろ乗せてくださり、
「サービス」と言います。
「韓国人だから」「日本人だから」
そういうことが問題になることもあるけれど。
まったく問題にならないこともある。
自分の中にあった「だから」の思い込みに気づきました。
おじさんの優しさ、あたたかく、しみました。

2015年5月28日木曜日

最高と、最低


光があれば、必ず陰があるように

どんなことにも、「最高」の面だけじゃなくて、

「最低」の部分がある。

世の中のことも

自分の中にあることも

すべて受け入れるというのが、

最低で、最高の生き方。

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再び、松浦弥太郎さんの著書「最低で最高の本屋」にあった言葉です。

「最高」と「最低」は、

言い換えると

「長所」と「短所」、

「嬉しいこと」と「辛いこと」

かもしれません。

どちらか一方だけでは、バランスがとれないので、

どんな人でも、両方・両面を持っている。

両者のバランスをとって生きている。

そう思うと、

思いがけない出来事が起こった時も、

その出来事に上手に向き合える気がしますね。



2015年5月26日火曜日

もう、最後はあきらめて



平均的な作品を書くより、

一点だけ、傑作を書くことが勝利への道です。

それには、一作、一作、気分を新鮮にすること。

そして、めあて(目標)を持って書くことです。

書道のお稽古で配布されている「心得」に書かれている言葉です。

「めあて」の例に挙げられているのは、

「大きな構えで悠々と」

「字の大きさを揃えて」

などなど。

自分の中で、今日は、「大きな構えで書いてみよう」などと、

一つ決めて書くことを心掛けます。

そして、最後に挙げられている「めあて」は、

「もう うまく書くのをあきらめて」。

たくさん練習を積んだ後は、

「めあて」を持たずに、

一種の「あきらめ」を持って取り組んでみると、

傑作ができたりするそうです。

面白いですね。


2015年5月22日金曜日

働くことは、夢を追うこと


「働くことは、夢を追うこと」

銀座にあるお菓子店「銀座かずや」さんの「柚子わらび」

パッケージの側面に、こんな言葉がありました。

以前にも、書いたことがあるけれど、

「働く」という漢字は、

「人」が「動く」と書きますね。

単にお金を稼ぐということにとどまらず、

社会の中で、人が動き、何らか役割をになう。

「働く」の根幹には、そういう意味があるのだと思います。

ひとりの人が、動くと、

また別の人が動くことにつながったり、

人と人が動くと、掛け算のようになって、

一人ではできない、さまざまなことができたりしますね。

この「柚子わらび」というお菓子は、

「銀座かずや 東京・多摩 国際プロジェクト」の一環でつくられており、

このプロジェクトは、地域活性化、農業推進、障害者就労につなげることを

目的としているそうです。

多摩という地域を軸にして、

人が動いて、人と人がつながって、つくられたお菓子なのかもしれません。

そして、

夢を追うことは、生きること。

だと思います。

東京多摩国際プロジェクト公式サイト


わくわくできる状態をつくる

「車いすは、要らないよね」

とあるマラソン大会、メディアの席でこんな声が聞こえてきました。

その大会は、

一般ランナーの部(実業団等に所属する選手=エリートや市民ランナー)

車いすの部、視覚障害の部があったので、

おそらく、一般ランナーの部を取材にきた方なのでしょう。

私のパソコンの画面には、競技用車いす(レーサー)の写真を
ひろげてある状態だったので、気になったのかもしれません。

「なんなの、この人?」的な存在だったのかとも思います。

でも、最初から「要らない」と考えてしまうなんて、

もったいない。

障害者スポーツに限らないけれど、

「面白いことがあるかもしれない」

と思って見ると、見つかるものがある気がします。

わくわくできる状態を
自分でつくることが大事。

今日も元気に。

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2015年5月20日水曜日

【残酷な世界で生き延びるたった一つの方法】自己啓発は、正しいけれど、間違っている


自己啓発は、正しいけれど、間違っている

自分を「変えよう」とするけれど、

結局、「わたし」の大半は無意識でつくられているのだから、

意識によって自分を変えるのは極めて難しい。

だったら、どうすればいいか。

人生は、私と「環境」の相互作用だ。

環境に合わせて「わたし」を変えられないのなら、

あとは、「わたし」に適した環境を探すしかない。

橘玲さんの著書
『残酷な世界で生き延びるたった一つの方法』
に、こんな記述がありました。

自己啓発は、自分の能力やスキルを高めようとすることですが、

自分自身がどうなりたいのか
どんなことを「幸せ」とするのか
何が好きで、何が嫌いなのか
どう生きていきたいのか

そういうことを考えたうえで「自己啓発」しないと、
ノウハウやスキルに振り回されてしまうのかもしれません。

「わたし」が「幸せ」になる方法は、
「わたし」だけが、知っている。

それを見つける作業が、本当の自己啓発ですね。

【残酷な世界で生き延びるたった一つの方法】読みたい方は⇒http://goo.gl/KKaxnn
橘玲(たちばな・あきら)著
幻冬舎文庫

【目次】
「やってもできない」ひとのための成功哲学
能力は向上するか?
自分は変えられるか?
他人を支配できるか?
幸福になれるか?
恐竜の尻尾の中に頭を探せ!


2015年5月12日火曜日

言葉の裏にあるもの

これからスタートする人に、

「結果を出すまで帰ってこなくていい」
と言うのか

「いつでも帰っておいで」
と言うのか

言葉が示す方向性は、異なります

受けとめる人によって、意味が変わるかもしれません。

でも、言葉の裏には、共通するものがあると思う。

そういうものを、読み取れる人でありたいですね。

2015年5月11日月曜日

【読書で、賢く生きる】 問う力




「問う力」

これは、自分の知識や、能力を広げていくうえで、
とても大切な力かもしれません。

『読書で 賢く生きる。ビジネススキル探しを超えて』
(中川淳一郎、漆原直行、山本一郎・著)の中に、次のような
一節がありました。

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本を読んで得た知見を活かし、
応用していくためには、
自分自身がその本を通じて
「なにを自分自身に問いかけるのか」が大切です。

そういう読書の本質を見逃して
ただ読んで分かったような気になっているだけでは
読書が人生の改善にはつながりません。

本を読んで自分を変えていける人とは、
本を通じて自分自身に「問う力」を備えている人のことです。

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本を読んで得たことだけでなく、

自分がであった出来事、
他人から言われたこと、
自分の中で沸き起こる感情、

それらについて、
その出来事の背景には、どんなことがあるのだろう?とか
他人の一言に、どうして、そのような指摘を受けたのだろう?とか
自分は、なぜ?こんな気持ちになったのだろう?とか
「問う」ことは、
自分の生きている時代や、社会や、周囲の人に向き合うことであり、
自分自身を深く掘り下げることだと思います。

それは、とても辛い作業になることもあるけれど、
もがくことなしに、成長はない。という気もします。


『読書で 賢く生きる。ビジネススキル探しを超えて』
(中川淳一郎、漆原直行、山本一郎)
読みたい方はhttp://goo.gl/PZ4ibV


2015年5月8日金曜日

初心


初心、忘るべからず

世阿弥の言葉だったんですね。

若い時の初心

年齢に応じて、その時、その時の初心

年齢を重ねた時の初心

いつでも学ぶことが大切ということでしょうか。