2014年6月30日月曜日

バトルと信頼関係



「バトルがないところに、信頼関係は生まれない」。

ノンフィクション作家・最相葉月さんが、
編集者と著者の関係について、こう書かれていました。

ここでいうバトルとは、

真っ向から対立するものではなく、

より良いものを作ろう
より高い成果を出そう

というゴールは共有していることが前提で、
その過程で、意見をぶつけあうものだと思います。

自分の考えをぶつけ、相手の考えを受け取る。
そのやりとりがしっかりできれば、
互いに相手を深く知ることになり、
信頼につながるのだと思います。

ただし、これは、

誰でも彼でもバトルすればよいわけではなく、

ある程度の関係があってこそ、
バトルができるものだと思います。

「この人なら、自分の意見を話してみたい」。
「この人の意見は、聞いてみよう」。

そんなふうに思える相手でなければ、
バトルが発生した時、決別して終わりますね。

鶏が先か、卵が先か。みたいな話。

そもそも、バトルをする相手を選ぼうということかもしれません。

バトルも程度によるので、さじ加減が難しいようにも思います。

腹を割って話せる相手、
バトルができる相手がいる人は、幸せですね。

そういう相手、仲間と出会えるように、
頑張ろう。

2014年6月27日金曜日

行動と経験



「知行合一」(ちこうごういつ)

これは、行動や経験を通じてこそ、知識が増える
知識と行動は同じ価値がある。

という意味だそうです。

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知行合一は、
これからの時代、いちばん守らないといけないことの一つだと考えています。

つまり、今のような情報社会だからこそ、
自分の目、自分の感覚できちんと確かめたことが知識なのです。

スマートフォンの新しい機種が発表され、世の中はますます便利になりました。
いわばコンピュータを持って歩けるようになったわけですから。

いつでも、どこでも瞬時に答えらしいものを得ることができます。

その結果、僕たちは「考える」ということから遠く離れてしまったのではないでしょうか。

こういう時代だからこそ、「まずは自分で考える」という言葉をしっかり胸に刻みこんでおかないと、「調べればいいや」の方向に飲み込まれてしまいます。

知行合一
本当の知識というのは、自分の行動、経験の中にあるはずです。

行動しなくても知識を得たような気持ちになる要領のよさが
身についてしまうのはまずいと思います。

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松浦弥太郎さんの言葉です。

自分の目で見て、
自分で感じること、
それら一つ一つは「点」ですが
行動したこと、経験したことは、
後になってつながり、「線」になっていく気がします。

行動や経験を誰かとシェアしていくと「面」になる。
というのが、私の考え(*^_^*)です。



2014年6月26日木曜日

自分で自分を追い込んだこと ありますか?



自分で自分を追い込んだことありますか?

追い込んだ後、手に入るものは、何だろう。

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自分で自分を律するのは、誰にとっても難しい作業だと思います。

そこでどうするのかというと、
私の場合は、あらかじめ緊張するような仕事を受けてみたり、

今までやったことのない世界に挑戦したり、
自分で自分を追い込みやすい状況に自ら進んで身を置くようにするんです。

それは今でも変わりません。

自分では追い込みきれないから、
追い込まれるような状況をあえて作り上げているんです。

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写真家・蜷川実花さんの言葉です。(「ラッキースターの探し方」より)

苦手だな、めんどくさいな、
と思っていることは避けたいのが本音だけど、

あえて、それらに向き合ってみることが、
自分で自分を追い込むことになるのかもしれません。

新しい自分に出会うために、
失敗や傷つくことをおそれずに、前に進もう。




2014年6月24日火曜日

自分で規制しない

分かったようなつもりになること。

誰もが陥る落とし穴かもしれません。

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年間でものすごい量のシャッターを押していると、

「これは前に似たような撮ったのに似ているからいいや」
と思って撮らないことがあります。

撮らなくても分かったような気になっていることがある。

これは結構落とし穴でもあるんです。

自分の限界を自分で決めてしまうんです。

本来、写真の醍醐味は、
自分の想像を超えていく瞬間があるということなんです。

自分の力だけではない、何かの助けを借りて完成する。

そこを自分で規制してしまうのは、本当に恐ろしいことです。

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写真家・蜷川実花さんの「ラッキースターの探し方」
に書かれてあった一節です。

仕事でも、趣味でも、続けているうちにルーティンになっていることありますね。

考え方とか、物事の見方も同様です。

蜷川さん、「ステキ女子」です。

自分を閉じないで
開いていこう。

2014年6月23日月曜日

心と身体



力を入れようと意識すると、うまく入らず。
力が抜けた感じになると、力が入ります。

書道のお話。

畳1~2枚くらいの大きなサイズの作品を書くとき、
先生から「墨を入れましょう」と言われることがあります。

墨をたっぷりつけて書いたとしても、
「墨を入れた」ことにはなりません。
文字が、べとべと、ぼとぼとになるだけです。

力を入れたら、力強い文字になるのではなく、
むしろ、心も、体も、力が抜けているような感じで、
大きな動きができると、文字がしっかりしたものになります。
墨がしっかりと入るのです。

心と、身体は、つながっていて、
心身の状態は、自分が表すものに出てくると、
自分の書いた書道の作品を見ていて、つくづく思います。




2014年6月20日金曜日

凹む



「凹む」。

この漢字、
気持ちを上手にカタチに表していると思います。

今週は、仕事がいろいろとうまく進まず、
周囲ともギクシャクして、気持ちが停滞気味。

まさに、心が「凹」のカタチになり、
そういう自分自身に未熟さも感じて、
さらに凹んでしまう日々が続いていました。

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自分の仕事にしっかりと向き合って

明かな目標を持ち

自分の立ち位置を常に一歩先への進め続けるという
客観的な自覚がある。

このように
自分と仕事のかかわりについて新しい意識を持っていないと
やがて通用しなくなるときがすぐ来ます。

これからは、この新しい意識の働き方に早く気がついた人が
評価されるようになると思います。

自分がどこかの組織の一員であれば安心という時代は
どんどん薄くなっていき、
入社したこの会社と自分はシビアな契約をしているのだ、
というくらい厳しい意識を持っていないと
会社から信頼など得られないのではないでしょうか。

自分の任されている仕事の責任は
きちんと自分で引き受けるという自律した気持ちで
仕事をこなしていかなければ、
あっと言う間に会社から必要とされなくなってしまう。

一方で、こういう時代だからこそ、どの人も実はもっと多くの
伸び代を秘めていると思います。

もっと上へ行けるはずですから、夢を持って、次のステップにジャンプできれば
いいですね。

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松浦弥太郎さんのエッセイ「ほんとうの味方のつくりかた」にあった
仕事に関する一節。

ガツンときました。

「凹」ばかりではいられない。
パワーを出したら、
力こぶみたいなカタチ「凸」になれるかしら?

頑張ろう。