2017年12月28日木曜日

【2017年の振り返り】今年、観に行った映画



2017年の振り返りとして、今年、私が観た映画を、ざざざっと書き出してみました。

「幸せなひとりぼっち」
「ホームレス」
「シーモアさんと、大人のための人生入門」
「ラ・ラ・ランド」
「わたしはダニエルブレイク」
「ベストセラー」
「ムーンライト」
「僕らが本気で編むときは」
「マンチェスター・バイ・ザ・シー」
「光」
「第三の殺人」
74歳のペリカンはパンを売る」
「ドリーム」

自分の興味があるテーマで選んでいるもの、
話題になっているので、どんなものか観にいこうと思ったもの、さまざま。
もう少したくさん、観に行きたかったです。

元気をもらえた映画は「ドリーム」http://www.foxmovies-jp.com/dreammovie/

ちょっと辛いけど、いろいろ考えさせられた映画は、
「わたしはダニエルブレイク」http://www.longride.jp/danielblake/
「マンチェスター・バイ・ザ・シー」http://www.manchesterbythesea.jp/

「僕らが本気で編むときは」http://kareamu.com/
は、家族とか、生と性、暮らしについてじわじわ考えさせられる映画。
私は、田中美佐子さんのお母さん役が良かったと思いました。

年末年始のお休み、DVDでも借りようかしら。
それとも映画館に行こうかな。

皆さんのお勧めの映画、ありますか?


2017年12月26日火曜日

好きになる理由は、シンプル



「好きだ」と思うのは、考える前に、直感的なもの。
考える前に、ピンと来ているものだと思います。
あえて、理由を言えば、それはとてもシンプルです。

だから、ああだこうだと考えているうちは、
「好き」だと感じることをおろそかにしてしまっているか、
「好き」だと自覚することを恐れているか、
「好き」であることを認めたくない何かがあるのかもしれません。

時間が経つにつれて変化する好きもあれば、
変わらない好きもあります。
私が長野県上田市を好きになった理由は、アウトドアスポーツを楽しめるから。

菅平に自然学校があり、
街には居心地のよいブックカフェがあり、
演劇好きの心をくすぐるゲストハウスもある

そうした場所で働いている人や、
活動している人が素敵で、
「あぁ、好きだな」と思いました。

そう感じてから、時間ができた時は、ふらっと上田に遊びにいくようになりました。

もう3年くらい続いているけど、いつ訪れても飽きない。居心地がいい。

アウトドアスポーツに関していえば、
山があり、川があり、プロのアスリートはもちろん、
ちょっと自然に親しみたい素人の私でも気軽に参加できる場があります

1月5日(金)16:30 
東京銀座にある銀座NAGANOで、スカイランニングの松本大さんと、MTSデザイ二ングの田中崇さんのトーク。美味しいものもいただける。
お正月休みの方、ご一緒しませんか?

銀座NAGANO「アウトドアフィールド上田」セミナー

写真は20162月に菅平でスノーシューに行った時に撮影したもの。

年が明けたら、また、行きたいです。

2017年12月25日月曜日

クリスマスに、こんな言葉を



クリスマスに、どんな言葉を耳にしましたか?
心がうきうきするような言葉、ドキドキする言葉、
それともちょっとがっかりする言葉でしょうか。

私は、「ひふみん」という愛称で呼ばれている加藤一二三さんの著書から、
いくつか言葉をいただきました。

加藤一二三さんは、プロ棋士として63年戦い続けましたが、
キリスト教徒でもあり、勝負に際して、聖書の言葉を支えにしてきたそうです。

新約聖書の言葉「明日のことを思い煩うなかれ。明日のことは明日思い煩え」もその一つ。

煩うほど、明日のことは心配してはいけない。
つまり、明日は明日の風が吹く。ということ。

クリスマスが終わると、
2017年も残りわずか。
一日、一日を全力で。


2017年12月20日水曜日

プロフェッショナルに共通するものは?



生物学者の福岡伸一先生の最新刊「動的平衡3」に、
「プロフェッショナル」について書かれたところがありました。

福岡先生によると
音楽でも、スポーツでも、ずば抜けた才能を持っている人について、
その才能は、遺伝子、DNAとは関係がないそうです。

DNAには、人を「生かす」ための仕組みが掛かれているけれど、
人を「活かす」ことについては、記載がない。
つまり、親は、DNAではなく、環境を与えているのです。

芸術でもスポーツでも圧倒的な力量を持つ人、
つまりプロフェッショナルと呼ばれるような人について調査した研究があり、
それによると、プロフェッショナルな人の多くに共通点がありました。
それは、一万時間。
幼少時を起点として、少なくとも一万時間、そのことに集中し、
たゆまぬ努力をしていました。

1日3時間×1年で約1000時間。それを10年で、約1万時間になります。
幼い時から、そのくらい集中して、音楽、将棋、スポーツやらを続けることができる
人が、結果として、プロフェッショナルになっているのです。

福岡先生は、
生物学の研究分野におけるプロフェッショナルについて考えており、
本書では、学生たちによく伝えている言葉を紹介しています。

多くの場合、実験結果は予想と異なるが、そこから本当の実験の始まり。
与えられた手続きで、予想通りの結果が得られるのは当たり前。
当たり前のことが起こらない時、どこに問題があるか、
その所在を突きとめる能力を身に着けることがプロになるということ。

さきにあげた一万時間の指摘は、一言でいえば「継続」
続けることがなければ、上達もないと思います。

続けるために必要なことは、何か。
そもそも好きでないことは、長年にわたって続けることは難しいので、
まず、好きであることを大切にしたいです。

他人から見れば、つまらないこと、役に立たないことだと思われても、
自分が好きだと思うことなら、それを大切にして続けたいと思います。

家族の事情や、経済環境の変動によって、
続けることが難しくなることもあるかもしれませんが、
そういう時こそ、環境への適応力が問われていると思います。

生物が環境の変化に対応して進化したように、
これまでと同じ方法ではなく、工夫をしたり、
別の方法で続けることを考えればいい。

福岡先生が、生物学を研究する学生たちに、実験結果が予想通りに
ならなかった時、そこからが「ほんとうの実験の始まり」と言ったように、

やりたいことが、うまくいかない時や、できない時、

既存の方法ではできないなら、
「やりたいこと」を、どうしたら、実現できるのか。
どうしたら、続けることができるのか。
何か一つでも、これまでと異なる方法でやってみたりして、
壁を突破していく力を身に着けるのが、プロってことだと思います。


2017年12月18日月曜日

「実力不足」なんて、簡単には言えない

#参鶏湯#SOUPSTOCK

ドバイで開催されていたアジアユースパラ競技大会を見てきました。ユースの選手たちは、
10代から20代前半の選手たち。彼らが、アスリートとしての道を歩むにしても、2020年の東京パラリンピックに間に合うかどうか。本命の大会は、その次の2024年パリ大会になる選手も少なくないと思います。

糸井重里さんは、「ボールのようなことば。」という本の中で、
あるアスリートが「実力不足でした」と言ったことについて触れており、

「実力不足」という言葉は、「あわよくば好成績も」と欲がでてしまうくらいの強さというか、弱さが認識できた時に、やっと言えるようになるものだろうと思うのです。
「実力不足でした」と言えるほどの実力は、なかなかつくものじゃないですね。

と書いています。

これ以上ないくらい練習を積み、
徹底的に自分を追い込んで精神的にも強くなり、
勝負に向き合い、
本気で戦った結果、
敗れた時に初めて、「実力不足でした」と言えるということだと思います。

国際大会に初参加だったり、これから体づくりやメンタルの鍛錬の必要性があるうちは、まだ「実力」がついていない状態。

「努力不足」や「練習不足」はありうるけれど、
ユース世代の選手たちが「実力不足」を使うには早いですね。「実力不足」という言葉は簡単には言えないことに気がつくにも、もう少し時間が掛かるのかもしれません。

ただ、年齢的には大人であっても、本気で勝負をしなければ、
自分の「実力不足」が見えないかもしれないけれど。

#自分掘り起し#コーチング#自己啓発#アスリート#糸井重里

2017年12月5日火曜日

先へ、先へと先走った、その先には?


「気が付いたらジングルベルが鳴って、気が付いたら納会で、気が付いたら除夜の鐘が鳴っているね」
師走に入ると、毎年のように会社の同僚たちと、そんな会話を交わします。

年末年始に休みがある分、定期刊行物は前倒しで制作を進めており、私も2018年1月に発行されることをにらみながら仕事をしています。

「先読み」という言葉があるとおり、
これから先に物事がどのように動くのかを考えながら、仕事をすることが必要とされています。
個人の活動をする場合も同じで、それほど先というわけにはいきませんが、少し先のことを想定しながら、どうしようかな?何をしたらいいのかな?と考えています。

でも、先へ、先へ、その先へと、先のことばかり考えていると、ちょっと疲れます。
師走は、ただでさえ、少し先のことを考えなければならない状況に置かれて、気忙しいため、なるべく先のことを考えないようにするくらいでちょうどいいかもしれません。先のことも大切ですが、今、ここを充実していなければ、先もない気がします。

先へ先へとある程度、見通した後には、
いったん振り返って、後ろを見てみるのも良い気がします。
今、ここ、私があるのは、これまでがあるから。
頑張ってきた自分を、自分で誉めてあげることも大切にしたいですね。

#コーチング#自分掘り起し#自己啓発#フラワーアレンジメント#師走





2017年12月1日金曜日

「Give&Take」ではなく

#coffee#
スターバックスに立ち寄ったら、クリスマス向けのデザインのカップで提供されました。

そこに書かれていた動詞は「Give」。与えるって、意味ですね。

この文字で思い出したのは、
勝間和代さんが提唱されていた「Giveの5乗」
GiveTake」ではなく、
圧倒的に「Give」をたくさんするつもりで行動する
そうすると巡り巡って、自分に返ってくる
そんな話だったと思います。

せわしなくなると、つい忘れてしまいそうな気遣い、優しさも「Give」かなと思います。

2017年11月29日水曜日

【動的平衡ダイアローグ】大人になるって、どういうことですか? ノーベル文学賞のカズオ・イシグロさんと、生物学者福岡伸一さんの対談より


「動的平衡ダイアローグ」に収められている
生物学者福岡伸一さんと作家カズオ・イシグロさんの対談。

イシグロさんがノーベル文学賞を受賞されたことを受けて、改めて読んで、
イシグロさんの小説が取り扱っているテーマについて、いろいろ考えさせられました。

カズオ・イシグロさんは、「大人になる」ということについて、次のように話しています。

大人になるということは、自分も含めた人間の欠点と向き合い、
ときにはそれを許すこと、人間とはそういうものだと理解することではないでしょうか。
人生は現実にはかなり困難だけど、それでもそれに適応していかなければならないと悟ることだと思います(カズオ・イシグロ)

イシグロさんが小説で扱っているテーマの一つに「記憶」があり、
記憶は、人を苦しめることもあれば、救うこともあるということを描いています。
イシグロさんの小説(フィクション)を読むことで、
読者は、自分自身の「記憶」を少し離れたところから俯瞰する視点を
持てるかもしれません。

小説(フィクション)とノンフィクションとは違いがありますが、
人物や出来事を描くという点では重なります。
何を、どう描くのか、自分自身の表現のアプローチも考えてみたいと思いました。
「動的平衡ダイアローグ」の副題は「世界観のパラダイムシフト」。

「動的平衡」は、福岡さんが生物学的な視点から生み出した言葉ですが、
物事や状態の捉え方(パラダイム)を示しています。
生物学だけでなく、哲学、芸術にも応用できる(シフト)ことを示しているのが、
本書の位置づけです。

#福岡伸一#カズオイシグロ#動的平衡#対談#読書


2017年11月24日金曜日

「感度」は知っているけど、「特異度」って何? 自分の意見をはっきり言うことができますか?





臨床検査の用語に「感度」と「特異度」というものがあります。
これらは、その臨床検査が有用なのかどうかを判定する指標になるものです。

「感度」は、他の分野でも使われている言葉なので、
イメージがしやすいと思いますが、
「陽性(疾患あり)」の人を「陽性」だと判定する割合
つまり、感度が高い検査は、疾患がある人をきちんと見つけられる割合が高いことになります。

「特異度」は、一般的にはあまり聞きなれないかもしれませんが、「感度」とは逆で、
「陰性(疾患なし)」の人を「陰性」だと判定する割合を示します。
つまり、「特異度」が高い検査は、疾患がない人をきちんと陰性だと判定する割合が高く、
疾患がない人を間違って陽性(疾患あり)と判定する割合は低いことになります。


感度、特異度の言葉の意味を、少しゆるく捉えてみると
「あるものは、ある」と言える割合
「ないものは、ない」と言える割合
とか、
「正しいことは、正しい」と言える割合
「間違っていることは、間違っている」と言える割合
みたいなことを思いつきます。

肯定的な事柄であれば、「あるものを、ある」と言いやすいですが、逆に、
他人をからかっている人に対して、「悪いものは、悪い」と面と向かって言えるでしょうか。

事柄にも、相手にも、時と場面によっても、言える、言えないがあるように思います。

相手に「言いにくい」内容でも、必要であれば、伝える必要は出てきます。
それを言える「特異度」を高めるには、どうしたらいいでしょうか?

#コーチング#自分掘り起し#人生の課題#コミュニケーション

【開催告知】
122日(土)午前10時~新宿にて、
「自分掘り起しワークショップ」12月「わたしの通信簿をつくろう2017」を
開催します。
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2017年11月20日月曜日

「これをやりたい」というものが見つからない。それは問題ですか?


#京都#四条大橋



「やりたいこと」は、いくらでも思いつくだろけれど、
「やれること」はとても少ない
「やらねばならぬこと」を、どんどん背中にのせていったら
なんにもやれなくなってしまう。
その人その人が、なんでも
「やれるようにやる」のがいいんだと思う

糸井重里さんの著書「ボールのようなことば。」に、こんな言葉がありました。

1対1のコーチングを受けていただいているクライアントさんが、「やりたいこと」について、「今のままではダメだと思うし、何かを変えないといけないと思うんですけど、でも、やりたいことがあるかと言われると、特に見つからないんです」
と言われたことがありました。

趣味とか遊びでは、好きなことがあるけれど、
自分の時間や労力の大半を掛けて「これをやりたい」と思うようなものが見つからない。
転職をしたいけれど、「この仕事をしたい」というものが見つからない。

そんなお話でした。

この話を、糸井さんのことばにあてはめていくと
「やりたいこと」は、趣味や遊び
「やらねばならぬこと」は、仕事
ということになるかもしれません。

「やらねばならぬこと」が、しんどい、楽しくない。だから、変えたい。
でも、代わりに何を「やらねばならぬこと」にすればいいのか。
その選択肢が見えないという状況なのだと思います。

これは、
糸井さんの言うとおり、
「やらねばならぬ」をどんどん背中にのせると、
なんにもやれなくなってしまう。
なのかもしれません。

趣味も、遊びも、仕事も、「やれるように、やる」のがいいのだろうけれど、
でも、その按配が難しいから、悩んじゃうんですよね。

そんなことを考えながら、
クラアントさんの口から「これをやってみます」「次は、こうしてみます」という言葉が出てくるように、コーチングの次の一手の問いを考えています。


【開催告知】
12月2日(土曜)午前10時~11時50分 新宿にて
コーチングを使ったワークショップを開催します。
「わたしの通信簿をつくろう」
参加希望の方は、メールにてお申し込みください。

2017年11月13日月曜日

【センス・オブ・ワンダーを探して】私の物事の見方って、大丈夫?と疑ってみたら



「この人が、日本人で良かった」と、私が勝手に思っている人がいます。

正確に言うと、「同じ言語を使っている人で良かった」ということで、
なぜなら、この人が書いた本やら、書いた文書を読むことができ、
学ぶことができるからです。

それは、ずばり、福岡伸一先生。

生物学者です。画家のフェルメールについて書かれていたり、
最近は哲学に関する本もあります。

福岡先生が物事を解説する時に使う比喩、例え話は、状態とか情景が絵に浮かび、
感覚的に、私にはピタッときます。

あぁ、分かりやすい。
ここで、その例えを使うのか、
すごいなぁ、この先生。
こういう先生の授業だったら、眠くならないだろうな。
と思ったりします。

最近、手に取ったのは「センス・オブ・ワンダーを探して」という
阿川佐和子さんとの対談本。

福岡先生と阿川さんの
子ども時代のエピソードから始まり、

「生きているとはどういうことか」とか
「科学の進歩は、人を幸せにするか」とか
とても深いテーマに触れている章もあります。

私は、物事の見方について、改めて考えさせられた点が多くありました。

福岡先生は、
「本当は世界は繋がっているのに、私たちは常に部分を切り取ってその中だけでものを考えがちになっている」と指摘しています。

私は、この箇所を読みながら、

世の中で起こっていること、
例えば、環境問題について、
自分の暮らしや健康や生命に繋がっているという意識を持って、ものを考えることができているだろうか?と考えました。

「たしかに、問題だ」と思いつつ、
一方で、とりあえず、今、直接、自分の暮らしに困った現象が起きていないということで、安心してしまっていると思います。

つまり、判断基準は、自分の健康とか暮らしとか、自分だけの世界で捉えていて、
地域とか、自然とか、環境とか大きな世界とのつながりを、どこか薄いものの
ように感じているのです。

私の物事の見方って、大丈夫?
そういう見方では、見えないところがたくさんあるんじゃない?

と問い直す一冊でした。



#読書#福岡伸一#阿川佐和子#センス・オブ・ワンダー#自己啓発

2017年10月31日火曜日

個人が力を発揮できる環境は、ありますか? #ホンダ #技術屋の王国



成果や利益に結びつくかどうか分からないことに、頑張れるかどうか?

これは、最近の私のテーマです。

「頑張る」「頑張らない」「挑戦する」「挑戦しない」の選択は、
個人の価値観や判断に依りますが、組織や集団で同様の問いを立ててみると、
成果や利益に結びつくかどうか分からないことに「頑張る」「挑戦する」を選択するのは、個人の場合よりさらに難しいことのように思います。

利益に結びつくかどうかわからない事業を続けることは、組織の存続に関わります。
組織をまとめる立場の人は、責任も問われます。つまり、ある程度、先が見える選択。利益や成果が見通せる選択をする傾向になるのは、仕方がないような気がします。

ただ、一見、安全策ともいえる、
そうした選択をすることが、本当に利益に結びつくのかどうか。
それは、やっぱり分からないものだとも思います。

『技術屋の王国 ホンダの不思議力』(東洋経済新報社、片山修著)は、
本田宗一郎が創業したホンダの研究開発に注目した本です。
特に、航空機の研究開発の立ち上げから事業化までをまとめており、
そのなかで、ホンダの研究開発力の基盤にある企業風土や理念に触れています。

利益になるのかどうか分からなくても、研究開発する。
前例がないから、挑戦する。
ホンダは、そういう企業風土を持つそうです。

企業規模からいうとトヨタや米国のGMに比べて小さく、
研究開発費用も潤沢にあるわけではないのに、
ホンダは、なぜ、自律型二足歩行ロボットASIMOや航空機を作ることができたのか。

強烈な個性がある人も、組織のなかに受け入れていく。
異質なものも取り入れる寛容さを備えている。
さまざまな要素がありますが、根底にあるのは本田宗一郎が大切にしていた「人間尊重」なのかと思いました。

#コーチング#自分掘り起し#人間尊重#ホンダ#本田宗一郎#研究開発



2017年10月27日金曜日

報われないかもしれない時も、頑張ることができますか?

#apple#coffee

映画「ドリーム」は、1960年代の東西冷戦のもと、米国のNASAで働いている黒人女性が主人公の物語です。有色人種が差別されている時代で、仕事ができても黒人であるということで昇進が叶わなかったり、希望する職種に就けない。そんな環境のなか、数学の天才キャサリンをはじめ、女性たちは、米国の宇宙開発計画に貢献しようと努力を続け、やがて、白人と平等に評価される道を切りひらいていきます。


実話をもとにした物語で、鑑賞後、爽やかな気持ちになれる映画です。

将棋の羽生善治さんの著書「決断力」のなかに、「才能」に触れた次のような言葉がありました。

『どの世界においても若い人たちが嫌になる気持ちは理解できる。周りの全員が同じことをやろうとしたら、努力が報われる確率が低くなってしまう。今の時代の大変なところだ。何かに挑戦したら確実に報われるのであれば、誰でも必ず挑戦するだろう。
報われないかもしれないところで、同じ情熱、気力、モチベーションをもって継続してやるのは大変なことであり、私はそれこそが才能だと思っている』

私自身は、「頑張れば、100%報われる」と信じているわけではなく、「少しは報われたらいいな」とか「報われないこともあるかもしれない」とか思いながら、何かに取り組んでいます。

ただ、時々は「報われないかもしれない」という思いにとらわれることがあり、
そんな時は、心が揺れますし、苦しくなります。

映画「ドリーム」の主人公たちが、報われない環境の中でも諦めず、努力を続けることができたのは、なぜか。

羽生さんの言うとおり、才能だとしたら、その才能は、「報われるかどうか」にとらわれすぎず、物事の価値を考えることができる能力かもしれません。
また、報われない局面にぶつかって苦しい時にも、明るさを失わず、上手に乗り切っていく。柔軟な生き方も備えているような気がします。


#コーチング#自分掘り起し#自己啓発
#ドリーム#NASA#映画#将棋#羽生#決断力

映画「ドリーム」 http://www.foxmovies-jp.com/dreammovie/index.html

2017年10月23日月曜日

【自分を見失ってしまうのは、なぜですか?】


#副菜#人参#ピーマン#ナス

予期せぬことが起こった時も、冷静に、的確な判断ができる人、
そして、行動できる人、かっこいいですね。

そういう人になりたいと思うけれど、些細なことで動揺したり、感情の揺れに悩んだりして、「ちっちゃいなぁ、自分」などと反省することが多々あります。

どんな時も、自分を見失わないのは、どうしたらいいか?

逆にいうと、なぜ、自分を見失うのか?を考えてみました。

自分を見失う理由の一つは、自分の足元ばかり見ているから。

そりゃ、躓きます(笑)。

つまり、狭い視野で捉えていては、
自分がどんな状況にいるか、どんな選択肢があるか、見いだせない。
自分の感情の渦に溺れて、自滅することも出てくる。自分を見失う。

自分を見失わない人は、「もう一人の自分」を常に持っている。
その「もう一人の自分」が、自分を俯瞰して、どんな状況にいるかを捉える。
自分の感情をコントロールする。だから、自分を見失わない。

将棋でも、野球でも、「一流」といわれる人は、
この「もう一人の自分」を持っている人が多いという話を聞きました。

いざという時に、「もう一人の自分」を上手に使えるのが「一流」。
「一流」には到達できないかもしれないけれど、
自分を見失わないように、常日頃から、「もう一人の自分」と対話しておくと
いいのかもしれません。

#自分掘り起し
#コーチング
#自己啓発