仕事はすればいい(doing)ものだと、考えていませんか?
仕事はこなせばいい、済ませてしまえばいい。
ちょっと面倒だったり、やっかいな仕事はなおさら、そんなふうに
私は考えてしまいます。
ノートルダム清心学園元理事長の渡辺和子さんは、
アメリカのボストンの修道院で夕食の準備のため、食器やスプーンを並べている際に、あるシスターから
「夕食を食べる一人ひとりのために祈りながら並べなさい」
と指摘され、
「仕事は、すればいい(doing)のではなく、仕事は意味のあるもの(being)にすることが大切だ」と気がついたそうです。
時間の使い方は、いのちの使い方になる。
世の中に雑用はない。用をぞんざいにした時に雑用になる。
例えば、草むしりをする時も、非行少年が悪行から抜け出しますようにと祈りながら、根こそぎ抜く。そうすると、つまらなそうにみえる仕事も意味のあるものに変わる。
人間の尊さは、平凡な行いを、意味のあるものに変えることができる。
環境の奴隷ではなく、環境の主人になりえると、渡辺さんは書いています。
平凡を非凡に変えるのは、自分の心がけ次第ということでしょうか。
時間の使い方が、いのちの使い方になるという指摘は、
「命が有限である」ということを改めて、思い出させてくれます。
その時、その時を、大切に。心を込めて生きたいですね。
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