2017年6月20日火曜日

「しない」ことに、意味があるんです



「目標や計画を立てるんですけど、思うように実行できないんです」

コーチングのクライアントさんから、そんなお悩みの相談がありました。

「できない」ものが見つかったら、それは、チャンスです。

「できない」には、「できない」理由があるからです。

その理由が、とても大事。

そこに意味があると思います。

作家の神谷美恵子さんは、

「生きがいがない、となげく人は、自分の主観的な感じにとらわれすぎているのではないだろうか。自分というものに執することをやめれば、目の前に現れ出るしごとや楽しみに身を投げかけて、対象そのものになり切ることができる。そのときには、生きがいを感じているかいないかは問題ではなくなる」

「私たちの小さな頭で、ただ、有用性の観点から人の存在意義を測ってはならないと思う。何が有用であるか、ということさえ、本当は人間にはわからないのではないか。
「人の役に立つ」とみえるもののみが価値がある、とは、私は決して思っていない」

と書いています。

人は、ついついDoing(すること)に目が向けがちですが、
Being(あること)に目を向けると、見えるものもあります。

ありのままの自分(Being)で良いのだと受け入れることが、
何かをする(Doing)ための前提だったりしますよね。


「何もしない」なら、「しない」状態に意味があるのだと思います。
「しない」も大切にできる心を持ちたいと考えています。

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