2017年4月7日金曜日

発想を狭める「タガ」に嵌ってしまうのは、なぜですか?


北国街道 海野宿 古い街並みが美しい

「自分は、正しい」
「こんなのでは、ダメだ」
「もっと、よい結果を出せるはずだ」

正しい、正しくない、良い、悪い
価値観の「ものさし」、ありますね。

この「ものさし」を疑ってみると、
これまで気が付かなかったことに気が付いたりするものです。

水野学・著「アウトプットのスイッチ」(朝日文庫)に、個人がもっている「タガ」について触れた記載がありました。

『一般論として、一つの業務に没頭している人は、抱負な経験値を持っています。この経験値が、特に自由な発想を邪魔します。気づかないうちに、がっちりとタガがはまった状態に陥ってしまうことがあるのです。
一方で、少なすぎる経験値も自由な発想や正確なアウトプットを難しくするタガになります。年齢が若ければ、経験も少なく世界も狭いでしょう。ファストフードでしか外食したことがない人が「マクドナルドって、ちゃんとしているよね」と言ったとしても、ソーシャルコンセンサスから外れています。「飛行機はすごく狭くていやだ」と思う人もいれば「飛行機は映画が好きなだけ見れて、クリュッグが飲み放題だ」と思う人もいるのが社会です』

「タガ」を外すには、どうしたらいいか?
自分の価値観を疑い、「ものさし」を検証する作業を怠らないということだと思います。

一つのことに没頭し、経験も積み重ねつつ、時々は、違う業界や違う世界に触れて、新鮮な気持ちになれる機会をつくる。そんなことでしょうか?

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