2015年7月8日水曜日

一流になるための学び 




「一流になるための・・・」

「ビジネスエリートが実践している・・・」

そんなタイトルをつけた本が売れているそうです。

一流の方、優れた方が、実践している方法やノウハウを学び、真似をして近づきたい。

そう思う人が、多いのかもしれません。

松下幸之助さんは、著書「道をひらく」の中で

「学ぶ心」というテーマで次のように書いています。

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自分ひとりの頭で考え、

自分ひとりの知恵で生み出したと思っていても、

本当はすべてこれ、他の人から教わったものである。

幼児は親から

後輩は先輩から

そうした今までの数多くの学びの上にたってこその

自分の考えなのである。

よき考え、よき知恵を生み出す人は、

同時に必ず、よき学びの人であるといえよう。

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自分の考えと思っていても、実は、他人から学んだものであるということ。

どこか傲慢になりがちな

自分自身に対する「戒め」のように思います。

そして、松下さんの著書には、学ぶうえで、もう一つ、

心にとめておきたい一節がありました。

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ものを覚えることは、まねることから始まる。

子どもの歩みをみていても、よくわかる。

しかし、ウリのつるにナスはならない。

柿の種をまけば、柿がなり、梅の木には、梅の花が咲く。

人もまた、みなちがう

人それぞれに、

人それぞれの特質があるのである。

大事なことは、自分のその特質を、はっきり自覚認識していることである。

その自主性がほしい

まねることは、その上に立ってのことである。

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学ぶことは、まねることと重なりますが、

なんでも、かんでも、まねをすればいいのとは違う。

自分の特質を認識したうえで、まねる。学ぶ。

なるほど。と思います。

でも、自分の特質を自覚認識することが、難しいんですよね・・・。

だから、日々、修行なのだと思います。




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