2015年7月21日火曜日

真のライバルとの摩擦が、運を作る

「真のライバルとの摩擦が、運を作る」

週末、パラ陸上の日本選手権を観にいってきました。

スポーツに限らず、ビジネスの世界でもよく言われることですが、

ライバルの存在は、互いに刺激を受けて、

高めあっていくことにつながりますね。

若い選手は、

「トップの選手に追いつき、いつか追いこしたい」

と思っているでしょうし、

ベテランの選手も、若い選手の成長を感じて、

「まだまだ負けられない」と思うかもしれません。

同じくらいの実力だと思っていた選手に負けて、

悔しい経験をした時は、

「次は、絶対、勝ってやろう」と思い、

練習への取り組み方が変わることもあると思います。

本田健さんの本に

「真のライバルとの摩擦が、運をつくる」という言葉がありました。

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本当のライバルとは、決して足を引っ張り合うような関係ではなく、

かといって、ダメなのを慰め合って終わる関係でもありません。

お互いの摩擦によって新しい可能性を発芽させ、

一緒になって成長していける間柄です。

誰をライバルにするのかは、とても大切なところです。

何事につけ、「自分よりちょっと上だな」と思えるくらいに実力がある

ライバルがいたら幸運です。

そういう人となら、お互いに勝ったり負けたりしながら、

揃って上に行けるでしょう。

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自分とは異なる仕事をしている人、

まったく知らない業界に関わっている人でも、

自分が刺激を受けて、頑張ろうと思える相手なら、

ライバルと呼んでよい存在なのかもしれません

でも、

世の中には、

ライバルにすべき存在ではないのに、

ライバルとみなしてしまったり、

互いに高めあえたらよいのに、

互いに足を引っ張りあったり、

そんな関係もありそうです。

そんな関係になるなら、

無理に、ライバルという存在をつくらなくても

いいのでは?と思います。

「真のライバル」の間で起きる「摩擦」は、

互いに力を高める方向へ働くけれど、

「真のライバル」ではない人間関係で起きるのは、

摩擦ではなく、衝突であり、

徒労、疲労だけで終わってしまいそうです。

「真のライバル」と思える存在に出会えたら、

それだけで幸運ですね。


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