2016年12月8日木曜日

【どん底、だから意味がある。そこが大事。底だから】

雪見だいふく、おしるこ味を発見しました



俳優イーサン・ホークが、

ピアノの名演奏家で、現在はピアノ教師となっている

シーモア・バーンスタイン氏を撮ったドキュメンタリー映画

「シーモアさんと、大人のための人生入門」http://www.uplink.co.jp/seymour/


は、
ピアノの旋律の美しさと、シーモアさんの言葉の一つひとつが

心にしみる映画でした。

「不協和音を知ることが大切だ。

なぜなら、不協和音を知ることで、調和を知ることができる」

シーモアさんの言葉に、そんな意味合いのものがありました。

特別なことではなく、当たり前のことですが、

実は、とても大切なことのように思います。

何か困難な出来事が起こったり、

嫌な人と出会ったりすると、楽しい気持ちにはなれません。

自分にとってマイナスの出来事が重なると、

気分はどんどん下がります。

でも、そんなときは、

しっかり落ち込むことが必要かもしれません。

落ちて、落ちて、落ちていくと、

「どん底」みたいな気持ちになりますが、

文字通り、そこが気持ちが沈む一番下の「底」なわけで、

気持ちは「どん底」までたどり着くと、

次は、自然に上がるタイミングがやってくるようです。

シーモアさんは、
音楽について「不協和音」を知ると、「調和」が分かる。

と説明しましたが、

これは、物事のマイナスをしっかり受けとめることができると、

プラスもしっかりと捉えることができる。

ということと重なるように思います。

プラスを実感するには、

マイナスを知ることが必要な場面もあるのです。

気持ちが落ちて、落ちて、落ちて、

どこまでいくか分からないままな状態は

とても気持ちが悪いです。

霧の中にいるようで、気持ちが浮上するきっかけもつかめない。

「よし、次のステップへ向かおう」と思えるようになるには、

まず、いったん(心身の健康は保持するという前提で)

しっかりと底まで落ち込む。

そして、次のステップに向かって歩き出せるように、

しっかり休息をとり、体調を整え、エネルギーを蓄える。

すると、気が付いたときには、
次の一歩を踏み出していたりしているものです。


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