2017年7月5日水曜日

「依存」の反対は、何でしょうか?

やや繁忙期だからなのか、上司にランチをごちそうしていただきました


「依存」の反対は、何でしょうか?

自立か?それとも自律かな?

人間関係の中での「依存」は、度を超すと、あまり良くないように思いますが、
ある程度の「依存」は必要な気がします。

ただし、薬物などの「依存症」になると、
その状態から早く抜け出したほうがよいものだとは思いつつ、
依存症になってしまうには、何らかの理由があるようにも思い、
難しさを感じます。

週刊医学界新聞に「“孤立の病”依存症、社会に居場所はあるか」というタイトルで、国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所薬物依存研究部 部長の松本俊彦先生のインタビューが掲載されています。

薬物をはじめとする依存症が、どんな病かを解説されており、薬物依存症の人を排除するよりも、共生の道を開くことが大切だと指摘されています。

松本先生によると、「海外ではアディクションの反対語は、コネクションと言われている。つながりを喪失した孤立の病,それが依存症である。だから依存症患者には“つながり”が必要との認識が広まっている」とのこと。

「依存」の反対は、「つながり」「共生」。
人との関係で満たされないものを抱えているから、薬物などに「依存」してしまう。
だからこそ、薬物等への「依存」から脱するためには、人との関係=「つながり」「共生」が必要ということだと思いました。

「自立」や「自律」は、
人間関係において、ある程度の「依存」ができるという基盤があってこそ
成り立つことかもしれません。


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