2017年7月12日水曜日

その質問の背景にあるもの


障害のある人とない人がともに暮らす家「いこっと」で、
シェアメイトの一人が、帰宅した私に、話しかけてきました。

「いこっと」では現在、空き室があるので入居者募集をしています。
シェアメイトの彼は、そのことについて質問をされたようです。

「あのね、僕ね。今日、『新しく、いこっとに入る人は、障害者のほうがいいですか?
障害のない人のほうがいいですか?』って、質問されたんだ」

「それで、どっちがいいって答えたの?」と私。

「ちょっと難しかったけど、障害のない人のほうがいいって答えたよ」

難しいと思いながら、彼なりの答えをしたようです。

私は、彼の答えよりも、質問した方のことが気になりました。

「あなたは障害者。一緒に暮らすとしたら、障害のある人と、ない人と、どちらのほうがいい?」という質問。

その質問に違和感があったのです。

一緒に暮らすうえで、障害のある・なしが、良いかどうかの判断材料にはならないと思うのだけど・・・・と、考えてしまいました。

その質問の背景にあるものを想像してみると、気持ちのよいものはありませんでした。

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