「なぜ、勉強をするのか?」
「なぜ、この仕事をしているのか?」
自分が取り組んでいることについて、
「なぜ、これをしているのか?」と疑問が沸いたことはありませんか?
「なぜ?」がハッキリしないと、
好きで取り組んでいたはずのことも、少し微妙に思えてきて、
「他のものでも、良かったんじゃないの?」とか、
考え始めたりします
でも、「他に、何か取り組みたいことがあるのか?」という問いを立てると、
こんどは、「他に」に該当するものが見つからなかったりして、
「なぜ?」がハッキリしないくせに、「他に」も見つからなくて、
もやもやします。
「白球アフロ」(朝倉宏景・著、講談社)は、高校球児が主人公の物語。
「なぜ、野球をやっているのか?」
という疑問を心の中に抱えていますが、
高校野球の夏の予選大会。
一つの試合を戦っている最中で、物語が終わります。
一つの試合、今、ここで、野球をする。
自分たちが、戦っている。
そのことに意味があるということに、彼は気がつくのです。
その意味は、これから読む方のお楽しみですが、
爽やかで、深みのある小説でした。
高校野球といえば、やはり、「タッチ」か、
それとも、「キャプテン」かな。
最近のマンガを読んでないから、
古い作品しか思い浮かばなかったです。
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