佐藤雅彦さんの「新しい分かり方」
この本は、写真や図などで体験しながら、
自分自身がどのように物事を捉えているかを知ることができる一冊です。
面白い試みの書籍だと思います。
後半のエッセイに盛り込まれていた「系が違う」では、
普段は特に気にしないが、ある時ふいに、自分が乗っている系をいやというほど意識させられることがある。例えば、オリンピックでは国を、高校野球では県や府や都や道を、災害時には家族を。そして、その時には、その系に対して、太陽系のように圧倒的な信頼を寄せていたことが分かるのであると書かれており、「〇〇系」という言葉について考えさせられました。
たしかに、自分の「〇〇系」を考えてみると、
自分に関わりがある地域や所属している集団が思い浮かびます。
意識しているのは、自分との「つながり」。
普段は意識していないけれど、
災害の時などは、自分が持っている「つながり」を意識し、
それを心の支えにしています。
「〇〇系」だと思える「つながり」が浮かぶことって、
すばらしいことかもしれません。
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