2016年3月4日金曜日

悪意は、善意の顔をしてやってくる

「悪意は、善意の顔をしてやってくる」

「誰かのため」「社会のため」っていう時は、

ちょっと注意したほうがいい。

2020年東京パラリンピックに向けて、障害者スポーツを応援したい」

その言葉はすてきだと思うし、共感するところもあります。

でも、そう口にした人の話を聞いているうちに

「?」がたくさん出てくることがあります。

よく聞いてみると、

「障害者スポーツ」にどんな競技があるのか、

どんな人がスポーツしているのか

どんなところで練習しているのか

選手や、競技をサポートしている人がどんなことを求めているのか、

知らない。

観に行こうともしていない。

調べようともしていない。

「一から教えてほしい」。

「何ができるか、アイデアをほしい」ということだったりする。

「え~っ??????」

「いったい、誰に対して、何のために、何を応援したいの?」

心の中に、「?」がいっぱい、沸いてきます。

2020年東京パラリンピックに向けて、障害者スポーツを応援したい」

と思うのは、個人の自由。

どう思うのも自由だけど

「自分のため」という自覚がないままに、

「誰かのため」「社会のため」にするのだから、良いことだと言い切れる感じ。

協力してもらってしかるべきっていう感じ。

私は、とても、こわいです。

言い過ぎかもしれないけれど、

「悪意は、善意の顔をしてやってくる」という言葉

を思い出します。

ただ、時々、自分自身も立ち止まって考えてみなければと思います。

私自身の中でも、

「自分のため」のことを、

「誰かのため」「社会のため」とか言って、

仮面を被ってる、いやらしいところがないかな。


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