2014年11月27日木曜日

思い悩むときは



思い、悩み、迷い、憂えることを恥じるよりも、

いつまでも己のカラにとじこもって、

人の教えを乞わないことを恥じたい。

人間は、神さまではないのだから、

何もかもが見通しで、

何もかもが思いのままで、

悩みもなければ

憂いもない、

そんな具合にはゆかないのである。

悩みもすれば憂いもする。迷いもする。

わからん、わからん、どうにも判断がつかん、どうにも決心がつかん、
そんなことが日常しばしば起こってくる。

わからなければ、人に聞くことである。

己のカラにとじこもらないで、

素直に謙虚に人の教えに耳を傾けることである。

それがどんな意見であっても、

求める心が切ならば、

そのなかから、おのずから得るものがあるはずである。

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松下幸之助さんの著書「道をひらく」におさめれらている

「思い悩む」という文章です。(一部改変)

「道をひらく」を読んでいると、

他人に伝えたいと思って書いているというよりも

松下さんが自分自身に言い聞かせているように思える

言葉がいくつかでてきます。

上記の「思い悩む」も、その一つ。

自分で自分を省みること、大切ですね。


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