2017年9月7日木曜日

「こんな人は、好きになれない」と思うけれど、「でも、こんな人もいるんだよね」と思わされてしまう。それは、「健康に悪いだろうな」と思うけれど、稀に、無性に食べたくなることがあるマクドナルドに似ているのかもしれない


観終わった後、主人公に対して、「好きにはなれない人だなぁ」と思ってしまった映画「ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ」http://thefounder.jp/

主人公は、世界最大級のファストフード企業の「マクドナルド」をつくった起業家レイ・ロックです。映画は、レイがマクドナルドをいかにして巨大企業にしていったかを、事実に基づいて描いています。

マック兄弟の店「マクドナルド」と出会ったレイは、オリジナルのハンバーガー製造システムや店舗の運営方法に商機を見出し、フランチャイズ化により、のしあがっていきます。やがて経営方針を巡り、マック兄弟と対立するようになり、姑息な手を使ってでも自分が手に入れたいものを手に入れていきます。

「好きになれないなぁ」と思ってしまった理由には、
自分が良ければ、何をしてもいい。
何が何でも勝つことが大事。
のし上がるためには、姑息な手段でも使っていい。
そういう考え方が見えるからです。

一方で、食うか食われるかの厳しい競争社会の中で事業を拡大したり、収益をたくさん上げるためには、そういう考え方を持たないと勝てないのかもしれない気がしました。

主人公に共感はできなかったけど、そういう人がいるからこそ一大企業が生まれたわけで、そう考えると、自分に迷惑が及ばない範囲で許容するよりほかないのかもしれないと思います。

ところで、マクドナルドといえば、ずいぶん昔に見た映画「スーパーサイズミー」面白かったです。1日3食、1カ月間、ファストフードを食べ続けたら人間の体はどうなるのか?
監督自身が挑戦したドキュメンタリー映画です。お勧めの1本です。


0 件のコメント:

コメントを投稿