2020年5月19日火曜日

【歩くはやさで】新しい自分で、新しい今を生きよう

やばい。
最後で、ぐっとこみあげてくるものを感じて、泣きそうになった。
絵本は子どもが読むものなどと、思ってはいけない。



「歩くはやさで」(松本巌・文、堺直子・絵)は、
大人のための絵本だ。
それも、それなりに年数を生きて、人生経験を重ねてきた大人のための1冊だと思う。

コロナ禍で、外出自粛となり、これまでの日常生活が一変した。
これまで気軽に行けた場所に行けなくなり、
気軽にできたことが、できなくなり
様々なものが奪われたような気がしていた。

今、このタイミングで、「歩くはやさで」を読んで、
自分は、とりあえず健康でいるのだから、
たいして奪われたものなどないんじゃないかと思い始めている。

外出自粛になる前の毎日は、時間に追われ、情報に溺れていたかもしれない。
「走るはやさで」、毎日を過ごしていたような気がしてきた。

コロナ禍により、
自分の生活の中で見過ごしていたものに気が付かされたり、
与えられたものもあるんじゃないかと考えている。

「新しい今を生きよう」
この本のメッセージが、今の自分に響いている。

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