2020年3月30日月曜日

【モンテレッジオ 小さな村の旅する本屋の物語】本が場所をつなぎ、時をつなぎ、人をつなぐ




「あぁ、なんて豊かなのだろう」と思った。

『モンテレッジオ 小さな村の旅する本屋の物語』は、著者が古書店の店主から話を聞いたことを発端に始まる。

イタリアの小さな村モンテレッジオ

その村から、本の行商人がイタリアの各地へ向かい、本を売り歩いたという。

なぜ?そうなったのか。

彼らはどんな人たちだったのか。

著者の興味が高まり、関係者や村を訪ねていく。

読み進めるにつれて、読者である私も、村に行ってみたくなる。


村を取り巻く自然、振舞われる食事、村と本の関わりについて語る人。

本の行商人たちが大切にしてきたこと、守ってきたこと、挑戦してきたことを知れば知るほど、

なんて豊かな文化が根付いているんだろうと思う。

最近のニュースでは、

新型コロナウイルス感染で、イタリアで多くの方が亡くなられている。


一日でも早くこの問題が収まることを祈る。

落ち着いたら、イタリアを旅したい。

モンテレッジォ 小さな村の旅する本屋の物語

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