2018年6月18日月曜日

あの時、ショックを受けた理由は? そこに転機がある。#青年団#平田オリザ#日本文学盛衰史






ショックを受けた経験、後から、しばしば思い出すことがあります。
ショックを受けて、心が傷ついたり、辛かったり、恥ずかしかったり、
いろいろなことがありますが、
後から振り返ると「転機」になっていることが多いからです。

なぜ、「転機」になったのか。
その前と、その後を、比較すると、大きな変化があり、奥深いです。

私がショックを受けた経験の一つに、
平田オリザさんの青年団の舞台を観に行ったことがあります。
20代、社会人になったばかりの頃、
何がきっかけだったか分かりませんが、青年団の舞台を観に行って、
幕が上がって、役者さんたちが出てきて、「始まった!」と思った瞬間に、
ものすごく揺さぶられたんです。

理由は、「演劇って、こういうものだ」と思っていたものが、ガラガラと崩れたから。

その経験を通して、
自分が「こういうもの」と思っている世界が、
実は、とても限定されていること、
既成の概念に縛られていたりするものだと気がつかされました。

この気づきは、
演劇だけの話じゃなくて、
例えば、「働き方」だったり、「人間関係」の話にもつながってくることだったから
印象に残っているのかもしれません。

もっと自由でいいのではないか?
「無理だ」とか「できない」と思っているのは、自分なのではないか?
そんなことを考えるきっかけになりました。

時は流れて、久しぶりの青年団。

原作:高橋源一郎 作・演出 平田オリザ 
青年団の公演「日本文学盛衰史」
http://www.seinendan.org/play/2018/01/6542
吉祥寺シアターを観に行ってきました。

日本文学、知っています? 私は、ほとんど知らないです。
夏目漱石とか、川端康成とか、森鴎外とか、
教科書でちらほら出てきた作品を読んだことがあるくらい。
誰が、誰に影響を与えたとか、そういう「歴史」的なものは、もっと知らない。

それでも、青年団の舞台は、十分に楽しめました。

私は原作を読まないで観に行ったんですが、
読んでいたら、もっと面白かったかもしれない。

読んでいない人は、
観劇した後に、高橋源一郎さんの原作を読みたくなるかもしれません。

日本文学の作家や作品を、時間軸を立てて眺めてみるのは、面白そうです。


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