2018年6月13日水曜日

「パフォーマンス」を上げるって、そんなに簡単にできるもの? #インプロ#パフォーマンス

#6dim#インプロ#浅草


「パフォーマンス」という言葉、いろいろな場面で使われます。

例えば、スポーツで、最高の「パフォーマンス」といえば、
サッカーではゴール前で絶妙なパスを出してシュートが決まるとか、
野球の2アウト満塁の場面でピッチャーが三振をとる投球をするとか、
そんなシーンが浮かびます。

ビジネスで「パフォーマンス」といえば、
短時間でやるべき仕事を済ませるとか、効率的に仕事をして業績を上げるとか、
費用対効果が高いイメージが沸いてきます。

お芝居や音楽のライブなどでも使われていて、
パフォーマンスといえば、観客が盛り上がるような表現になるかもしれません。

スポーツであれ、ビジネスであれ、演劇や音楽であれ、
「最高のパフォーマンス」が理想であり、目標の一つになっています。

先日、6dim https://6dim.com/ によるインプロ(即興芝居)の舞台を観て、
「パフォーマンス」について、改めて考えさせられました。

台本はなく、打ち合わせもなく、ただ、舞台に登場して、観客から出された短い言葉やフレーズを素材にしてお芝居をする「インプロ」。
一緒に舞台に立っている相手が、どんなことを言うかは、事前には分かりません。
舞台の上で、役者さんは、相手から投げられた言葉を受けて、自分の中から沸いてきた言葉や体の動きで返していきます。互いに相手が発した言葉の力に乗っかっていくと、笑いや感動がおこることがあり、一人で空回りすると、「無理!」「もう1回!」と仕切り直しになることもあります。何が起こるか誰にも分からないからこそ、役者さん同士、観客も交えて、皆が一体となって舞台を楽しいものにしようとする空気も生まれるのだと思いました。

インプロのお芝居では、「こうすれば、上手くいく」という絶対的な方法はないのだと思います。
どんな環境におかれても、どんな出来事が起こっても、それを受けとめられる自分をつくっておく。そして、自分が思ったこと、感じたことを自然に発することができる状態をつくっておく。それが、結果として、より良い「パフォーマンス」につながるのだと思います。

スポーツも、ビジネスも、同様で、

「パフォーマンス」は「上げよう」と思って、「上がる」ものではなく、

「パフォーマンス」にいたるプロセスで、いかに自分を整えるかに依るのかもしれません。


#コーチング#自分掘り起し#インプロ#即興#パフォーマンス

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