2015年12月8日火曜日

【吉野弘 くらしのことば】言葉は、言の端っぱにすぎない 




言葉は、言の端っぱにすぎない。

つまりは、端っきれ。

端っきれだから、そこから分かることも、断ぺんにすぎない。

だから、言葉と言葉の間にあることを想像したり、

推しはかったりして、言葉を発した相手を理解することに意味がある。

言葉を使って、発信することは、とても大切で、

意味のあることですが、

言葉を発することが苦手だったり、

言葉を発することが上手くできない人が、“劣っている”

と決めつけてしまうのは、どうか。

あまり多くを語らない人が、ようやく発した言葉に、

とても深い意味があることがあるかもしれない。

個人も自ら発信することが文化となった今、

言葉は、あふれているし

分かりやすい言葉で、人を惹きつけることが上手な人も多い。

だからこそ、言葉と言葉の間にあるものを

改めて考える時かもしれないと思う。

吉野弘さんの著書「くらしのことば」を読んで、そんなことを考えました。
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