2014年4月17日木曜日

パラのアスリートたちがレベル向上するために



 
パラリンピック競技の選手たちは、
障害のない選手たちの大会に出場できる機会を求めている。
そういう機会を広げていく必要がある。

オランダのヘッドコーチGuido Bonsonさんが、
IPC(国際パラリンピック委員会)のWeb
そんな意見を書かれていました。

パラリンピックの選手の競技レベルが向上しており、
トップレベルの選手は、
自分をより高いレベルにもっていくために、
競い合える相手を探している。

IPCの大会はいくつかあるが、規模は小さく、
そうした相手と競える機会は少ない。

いわゆる「健常者」の大会に、
パラの選手が出場することは、
この課題を解決する一つの選択肢になる。

英語力に自信はありませんが、
概ね、そんな内容だと思います。

自分よりも強い選手、速い選手と競うことにより、
それまでは発揮できなかった力を引き出され、
記録の更新につながることがあるようです。

「パラリンピック」「障害者スポーツ」といっても
車いすの選手、義足の選手、視覚障害の選手、
「障害」の種類や程度はさまざまです。

パラの選手の中には、オリンピックにも出場した選手もいます。

いわゆる「健常者」の選手と競いあうことが、
それほど問題なく可能な競技・種目もありそうです。

互いに競いあうことができるなら、
そういう機会は増えたほうがいい気がします。

日本では、
パラリンピックの競技や選手のことを知らない人がまだまだ多いし、
国内の大会を観戦する人も少ないです。

パラの選手が健常者の大会に参加することにより、
認知度が高まるかもしれません。

一方で、
競技の特徴や、障害の特性などを踏まえて考えると、
健常者と競いあうことが、レベルの向上につながるのか? 
と、疑問が生じたり、難しいケースもありそうです。


結局、
「障害」「障害者」という一言で、選手たちをひとくくりにして
言えるものではなく

「障害者も健常者の大会に参加できるようにすべきだ」とか
「いや、それは難しいケースもある」とか
言い始めたら、きりがないですね。

選手にとって、価値があることか?プラスになることか?

個別のケースで
そこに焦点をあてて、進めてほしいと考えています。

発想を変えて
障害者の選手が、健常者の大会に参加できるという選択肢があるなら、
健常者の選手が、障害者の大会に参加できるという選択肢もつくってみたら
どうでしょうか。

こちらも競技や種目によりますが、
健常者をゲストとして招くのではなく、交流目的でもなく、

障害者の大会のなかで、
健常者の選手も参加して、ガチで勝負する。
そんな機会をつくってみたら、どうでしょうか?



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