2021年10月13日水曜日

「まなざし」「まなざされる」と「見る」「見られる」 

京都在住の作家・光島貴之さんからのお便りが届いた。

 アトリエみつしま企画展「それはまなざしか」が、 10月1日(金)~2021年10月31日(日)を開催中とのこと。 
 10月2日に実施したギャラリートークの様子は、 YouTubeにて期間限定で公開(10月16日(日)まで)されている。




視覚障害のある光島さんにとって「まなざし」とは、どんなものなんだろう?と考えてみる。展覧会のご案内には、 「まなざしは通常それを向けられる側の観点から語られることが多いと思われますが、視覚に障害のある人にとっては常に見られる側の視点でしか捉えられないものでもあります。 しかし、まなざしを向けられる側の観点は晴眼者にも同様に存在し、「まなざされる」ことへの意識は、外界とのせめぎ合いの中で自己の輪郭をより明瞭にするでしょう」と書かれていた。

 「まなざされる」って、面白い表現だなと思う。
 「見られる」とは、少し違う感じですよね。 

 「まなざし」「まなざされる」は、 他者と自分との関係性が、「見る」「見られる」よりも、よりハッキリと、強く立ち現れる気がする。

 京都に近い方は、ぜひ、お出かけください。 

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