2021年5月24日月曜日

【おいしいものでできている】読むとお腹が空く1冊

 

 稲田俊輔さんの著書「おいしいものでできている」は、読むとお腹が空いてくる1冊だ。

 目の前に、一皿、出されているように感じながら、読むことになる。 

 稲田さんの「こだわり」には、「美味しいものが好き」という気持ちが溢れている。 

 子どもの頃に、食べたもの。
 学生時代に食べたもの。 
 大人になって、自分なりにこだわりを持って食べているもの。 

 人それぞれ、大なり小なり、食べ物へのこだわりはあると思う。

 料理への「こだわり」を他人から聞くと、ちょっと、うんざりしてしまったり、 「この人と一緒に食べにいったら、ちょっとめんどくさいだろうな」と思ってしまう場合があるが、
 稲田さんの着眼点は、面白かった。 

 本書の中に収められている「遠足のおやつ」の話を読んで、
そういうの、あったなーと似たような経験を思い出した。

 クラスメイトたちが、どんなおやつを持ってきていたか。 
 お菓子の交換の背景に見える、子ども同士の人間関係。

稲田さんのお店のカレー、食べてみたくなった。

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