2019年11月27日水曜日

社会をたのしくする障害者メディア「コトノネ」リニューアル



季刊誌「コトノネ」最新号の32号は、これまでの誌面をリニューアル。
巻頭スぺシャルインタビューは、「障害者が、国政をひらく」をテーマに、れいわ新選組の山本太郎さん、木村英子さん、船後靖彦さんのインタビューだ。

ジャーナリストではないコトノネ編集部が、取材にあたって考えたこと、取材中に心の中にあったものも綴りながら、相手に質問をぶつけて得たやりとりがまとめられている。

一般の新聞記事のように読みやすくはないと思う。
でも、他の紙媒体には出てこないような、インタビューの場の空気感、取材者の緊張感、互いのやりとりの機微が、紙面から伝わってくる気がする。

自分がその場にいたら、どんな気持ちでいるだろう。
どんなことを聞いてみたいだろう。
いや、相手が話したいことを、ただ聞きたいかもしれない。
そんなことを考えながら、読んだ。

巻頭インタビューのほか、
私が特に興味深く読んだのは、コトノネ観光課の企画「二人で、一人暮らし」
重度障害のある人が、親元を離れて、また、施設でもなく、地域で暮らす在り方を紹介したものだ。

私は、知的障害のある方とシェアハウスで一緒に生活した経験があるが、
重度障害のある方との生活は、想像がついていなかった。

重度訪問介護という制度を使って、介護者と二人で、一人暮らしをしている様子を読んで、「軽度なら、できる」「重度だから、できない」と思い込みが自分の中にあるなぁと思った。

「やってみたい」があるなら、「できる」ようにするために、どうすればいいかを考える。

どうすればいいかの選択肢となるのが、「制度」。
最初から「できない」と決めつけて、既存の制度を使えないものにするのは、
やっぱり、おかしいな。と考えたりした。

紹介はしきれないですが、読みどころはたくさんあります。
定期購読をお勧めします。
コトノネ vol.32




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