2019年10月8日火曜日

【お勧めの1冊】生きるって、なに?



「生きる意味がわからない」。
大学で、教え子から相談されたことをきっかけに、たかのてるこさんは、文を書いて贈ったそうです。
その文がもとになってできた一冊の本「生きるって、なに?」は、たかのさんが訪れた世界の国々で撮影した現地の人々の顏写真に、短い文が添えられたもの。

タイトルになっている「生きるって、なに?」という疑問に対して、様々な答えが示されます。
「生きるって、なに?」を探っていく中で、答えの一つに、「人に迷惑をかけることも、人に迷惑をかけられることも 恐れない」ということがあります。

たかのさんによると、インドでは、親が子どもに「おまえは人に迷惑をかけて生きているのだから、人の迷惑も許してあげなさい」と教えるそうです。日本人の場合、親が子どもに「人に迷惑をかけてはいけない」と教えるのが一般的だと思うので、インドの教えは新鮮に感じました。

「どんな人も、生きるうえで必要な全てを自分だけで用意できないから、みんなで力を合せていて、自分もその一員であることを理解すること」も、「生きるって、何?」の答えの一つ。

たかのさんが示す答えの一つひとつに、はっとしたり、頷いたり、自分が、今、ここに生きていることがどういうことか、俯瞰して捉えなおすような気持ちになりました。
お勧めの一冊です。


生きるって、なに?


0 件のコメント:

コメントを投稿