2018年7月6日金曜日

あぁ、「パラ」ちがい 




「あなた、パラリン?」
JR鶴川駅を降りると、腕章をつけた白髪の男性に声を掛けられました。

「えぇ、まあ・・・」
私は、戸惑いを隠せないまま、男性に促されてバス停に向かいました。

関東パラ陸上競技大会の開催日。
最寄の鶴川駅から、町田市立陸上競技場までは、直行のシャトルバスが運行されています。
声を掛けてきた男性は、シルバー人材の方で、バス停をご案内する係の方です。

戸惑った理由は、「パラリン」という一言。
「パラリンピック」を「パラリン」と省略したのだろうと思いますが、
違和感が拭えません。

「パラリンピック」は、2016年のリオ・パラリンピックでは22競技が実施されています。
今日の大会は、パラリンピックの競技のうちの一つ、パラ陸上の関東大会だから、
「パラリンピック」と呼ぶのは、やっぱり、ちょっと変な感じ。

「パラリン」じゃなくて、「パラ陸上」って、覚えてくれないかなぁ…。
そんなことを考えていました。

ところが、今朝、電車の中刷り広告に、「駅パラ」という文字を発見。
広告主は、JR東日本。
やっぱり「パラリン」じゃなくて、「パラ」のがしっくりくる。

最近、地下鉄メトロでも、パラリンピックの競技紹介の映像を流していたりするので、
よく分かっているのかもしれない。

などと、思っていたら、広告の内容が、どうもオカシイ。

パラリンピックの競技とは、どうやら関係がなさそうです。

「駅パラ」とは、駅ビルやショップの最新情報を検索できるサイトのこと。

なぜ、「パラ」とついているのか調べてみると、

「駅パラ」とは、駅を「パラダイス」に、「パラレルに(並んで)」歩む

という意味を込めているそうです。


「パラ」は、「パラリンピック」ばかりじゃないのね。

ああ、「パラ」ちがい。

#パラリンピック#パラ陸上




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