2020年8月2日日曜日

【ザリガニの鳴くところ】動物学者の著者が、自然や動植物の生態系の知識を活かして創りあげたミステリー




大自然が好きな人

動物の行動に興味がある人、

どこか遠くに行きたい(気持ちだけでも)人に、特にお勧めの1冊。


「ザリガニの鳴くところ」は

ミステリーですが、自然環境や動植物の生態系の話題が豊富に盛り込まれている物語。


一人の若い男性の死。事故か、殺人か。

容疑者となる「湿地の少女」を主人公として、物語が展開する。

主人公が犯人なのか?。そうではないのか?

その謎解きが軸となっているが、

動物学者である著者が、

湿地の自然、植物や昆虫、鳥や獣の生態に関する様々な話題を盛り込んでいることが

この本の面白さを倍増させている。

生きるとは、どういうことか。

メスがオスを殺すのは、なぜか。

人間と動植物に共通するもの、しないものは何か。

考え始めると、深いテーマが敷かれていると思う。


ザリガニの鳴くところ


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