2015年3月25日水曜日

「こいつ、殺して」の声

「ねえ、ちょっと、こいつ、殺して」

突然の声に驚いて、足をとめました。

職場の近くにある保育園。

その前にある公園は、千代田区が所有しているもので、

一般の人に開放されています。

桜の木があるので、どのくらい開花しているかを見てみようと思って、

公園のほうへ足を向けました。

すると、突然、「殺して」という声が!

大きな木の根元に寄り掛かっている人影が二つ。

3歳か4歳くらいの男の子が二人、並んで座っていました。

「ちょっと、こいつ早く、殺して」

「こいつ、殺して」

可愛い声で、そんなやりとりをしています。

2人が手に持っていたのは、ゲーム機でした。

幼い子たちの「殺して」の声に、

なんだか気持ちが沈んでしまいました。

ゲームの種類は、よくわかりませんが、

「殺して」という言葉が必要になるものではなく

みんなが仲良くできたら勝ち!とか、

社会の課題を解決できたら成功!とか、

そういうゲームが流行ってほしいものです。


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