2020年7月7日火曜日

【誰も気づかなかった】読み手の意識、価値観、生き方に鋭く刺さってくる詩



ぼんやりしていた。
見ないふりをしていた。
ということに、気がつかされる。

長田弘の著書「誰も気づかなかった」に収められている詩は、
読み手の意識、価値観を鋭く突いてくる。

例えば、次のような一節がある。

どこにも問いがなかった。
疑いがなかったからである。
誰も疑わなかった。
ただそれだけのことだった。
どこにも疑いがなかった。
信じるか信じないか、でなかった。
疑うの反対は、無関心である。
ただそれだけのことだった。

例えば、環境問題
例えば、選挙
例えば、自分が生活している地域で起こっていること
について、私は問い、疑いを持っているだろうか。

「ただそれだけのこと」が重ねられた結果、
何が起こるとされているのか。

詩の全文を、ぜひ、読んでほしい。

誰も気づかなかった





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#長田弘
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