「チャンスを生かす」
チャンスを生かす人がほんとうに好きだ。
ただ、そのチャンスは、
むしろマイナスのチャンスをうまく使っている人なのである。
病気、
受験に失敗すること
失恋、
倒産、
戦乱に巻き込まれること
肉親との別離
激しい裏切りにあうこと
などを耐え抜いた人というのは、必ず、強くなっている。
そして、不幸がその人の個人的な資産になって、
その人を、強く、静かに、輝かせている。
不幸に負けて愚痴ばかり言っている人に会うと
チャンスを逃してもったいないなぁと思う。
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作家の曽野綾子さんが
「チャンスを生かす」というテーマで書かれていたものです。
この文書を読んで、思い出したのは、
「幸せ」の「幸」という漢字のこと。
「幸」は、「辛(つらい)」という字に、
「一」が足されているようにみえます。
また、「辛」の上に「土」が乗っているようにもみえます。
「一」は、スタートを示すものです。
辛いことにぶつかって、目の前が真っ暗になることがある。
大切にしていたものを失って、嘆くこともある。
でも、落ち込んでばかりではなく、
そこから一歩、踏み出す。
「辛い」ことを経験した後、
そこから一歩、踏み出すと、
それまでには見えなかった
「幸せ」に気づくことができる。
「辛い」ことを、
自分の土台にできると、
その後の人生が輝く。
そんな気がします。
「マイナス」や「不幸」と思うような出来事にぶつかったとき、
それを「チャンス」だととらえることができたら、ステキですね。
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