2014年7月28日月曜日

「自分のために」と「誰かのために」



過去の自分に、今の自分が負けたくない。
だから常にチャレンジする。

限界を感じながら、それでもトリノオリンピックを目指せたのは、
私にとって一番大事なことが順位やメダルではなかったからです。

世界選手権で優勝した時の自分より、成長できたかどうか。
そして、観てくださる方にフィギュアスケートの魅力を伝えることができるか。
それが最も重要なことでした。

自分の限界を超えることが唯一の目的だったんです。

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フィギュアスケートの荒川静香さんの言葉です。

「自分の限界を超える」
「過去の自分よりも、成長する」

そのために必要なものは、何でしょう?

何かの本で、

「自分の取り組んでいることが、社会の中で、どんな意味をもっているか?」

その答えを見つけることができた人間は、強い。

と書かれてありました。

荒川さんが、トリノのリンクで、
得点に結びつかないイナバウアーを披露できたのは、
「フィギュアスケートの魅力を伝える」という
メダル以上の目標があったから。

それが彼女の強さとなり、
結果として金メダルにもつながったのだと思います。

自分のしていることが、
自分以外の誰かに、何らかの影響を与えることがある。

「誰かのために」という思いを
背負い込む必要はないけれど、

「自分のために」と頑張っていることが、
「誰かのために」につながっていることを意識できた時、

人は、本当に強くなれる気がします。


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