誤解が生じた時、
「やってない」「言っていない」と言っても、
「ない」ことを証明するのは難しい。
「ない」ものには、根拠や論拠も「ない」からです。
それよりも、「ある」もの。
自分が日頃、心から思っていることを伝えるほうが、
説得力がある。
なにしろ「ある」ものだから、実感がこもるし、
事実や根拠も出せるわけだ。
山田ズーニーさんの著書「働くためのコミュニケーション力」
の中で、「誤解をとく」方法として、紹介されていたものの一節です。
職場に限らず、家族や、友人の間でも、
「なかなか伝わらない」「分かってもらえない」など
「ない」が発生すること、ありますね。
「どうして、分かってくれないのだろう?」と感情的になったり、
ストレスがたまることもあるように思います。
でも、
「ない」ものを「ある」に変えることは難しい。
「ない」ものは、「ない」のだから、いったん横においておき
互いの間に「ある」ものを探してみるといいのかもしれません。
「こういうところは、伝わっている」「理解しあえている」
「大切に思っていることは、共感できる」などなど、
「ある」に焦点をあてて話をしていくと、通じ合うことが出てきそうです。
他人とのコミュニケーションだけでなく、
個人のレベルでも、「ない」より「ある」に焦点をあてることは大切。
才能が「ない」から。
私には、どうせ魅力が「ない」から。
景気がよく「ない」から。
今は、その時期じゃ「ない」から。
探していくと「ない」に該当することは、たくさん出てきます。
でも、本当に「ない」のか?
考えてみると、具体的な根拠はなかったりする。
挑戦する気持ちは「ある」
今日は、これが「できる」
明日は、これを頑張ることが「できる」
努力を続けることが「できる」
「ある」ものを挙げていくと、
自分がとるべき行動がはっきりみえてくる気がします。
「ない」より「ある」で、他人と通じ合う。
「ない」より「ある」で、自分自身で行動する。
今日も元気に♪
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