「ビジネスエリートが実践している・・・」
そんなタイトルをつけた本が売れているそうです。
一流の方、優れた方が、実践している方法やノウハウを学び、真似をして近づきたい。
そう思う人が、多いのかもしれません。
松下幸之助さんは、著書「道をひらく」の中で
「学ぶ心」というテーマで次のように書いています。
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自分ひとりの頭で考え、
自分ひとりの知恵で生み出したと思っていても、
本当はすべてこれ、他の人から教わったものである。
幼児は親から
後輩は先輩から
そうした今までの数多くの学びの上にたってこその
自分の考えなのである。
よき考え、よき知恵を生み出す人は、
同時に必ず、よき学びの人であるといえよう。
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自分の考えと思っていても、実は、他人から学んだものであるということ。
どこか傲慢になりがちな
自分自身に対する「戒め」のように思います。
そして、松下さんの著書には、学ぶうえで、もう一つ、
心にとめておきたい一節がありました。
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ものを覚えることは、まねることから始まる。
子どもの歩みをみていても、よくわかる。
しかし、ウリのつるにナスはならない。
柿の種をまけば、柿がなり、梅の木には、梅の花が咲く。
人もまた、みなちがう
人それぞれに、
人それぞれの特質があるのである。
大事なことは、自分のその特質を、はっきり自覚認識していることである。
その自主性がほしい
まねることは、その上に立ってのことである。
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学ぶことは、まねることと重なりますが、
なんでも、かんでも、まねをすればいいのとは違う。
自分の特質を認識したうえで、まねる。学ぶ。
なるほど。と思います。
でも、自分の特質を自覚認識することが、難しいんですよね・・・。
だから、日々、修行なのだと思います。
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