思いどおりにいかないから、おもしろい。
書道家・篠田桃紅さんは、
墨で一本の線をひくことの面白さについて、
次のように書かれていました。
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定規できちっと引くなら、自分の考えたとおりになるでしょう・
でも、自分の中にある線を、フリーハンドで描くと、毎回、違う。
線は、自分の意思に沿ったものだけど、どこか裏切られている。
そこに、自分自身の初めての発見がある。
一本一本の線が、一期一会です。
つねにどうなるか分からない未知数は、人生と同じです。
人生は、いくら予定したところで、そうはいかない。
何が起こるか分からない。
大地震が起こるかもしれないし、
急に病気で倒れるかもしれない。
そういう時に、人間はどういうふうに処するかでしょうね
思いどおりにいかない。それが面白いんです。
いつも賭けなんです。
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自分の中にあるものだけれど、実際は、どうなるかわからない。
そこに面白さがある。
問われるのは、いざ!という時、何かに直面した時、
自分がどう処するか。どういう行動をとることができるか?
ということかもしれません。
どんな局面でも、この先が「わからない」から
「面白い」と言える
ような心を持っていたいです。
今日も元気に
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