「こうすべきだ」「それは、絶対によくない」
「これが、かっこいい」「それは、優しさがない」
自分が持っている主観、価値観を、いったんどこかにおいてみると
これまでとは異なる世界が見えてくるのかもしれません。
まっさらになったつもりで、物事を見てみる。受けとめてみる。
目の前の世界を、切り取るのではなく、そのまま受け取ることができたら
とても清々しい気持ちになれそうな気がします。
登山家・写真家の石川直樹さんが、
「岩木遠足」(編著・豊島秀樹)という本のインタビューの中で、
自分の写真について次のような話をされていました。
「僕の写真の基本は、記録することにあります」
「表現という言葉には違和感があって、写真を撮る時に、
世界を四角く切りとるなんて言うことがあるけれど、
僕の場合は、そんな意識はないんです」。
「向こうから飛びこんでくる世界をカメラでキャッチして、
それをそのままプリントして差し出している」
「自分の主観とか、美意識みたいなもので、目の前のものを
捻じ曲げようという気があまりない。目の前の世界を丁寧に
受け取って、そのまま見せている。みたいな感じです」
自然に向きあう方は、
とても広く、深く、目の前の世界を捉えている気がします。
石川さんの写真を見てみたくなりました。
他のエッセイも読んでみたいです。
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