「悪意は、善意の顔をしてやってくる」
「誰かのため」「社会のため」っていう時は、
ちょっと注意したほうがいい。
「2020年東京パラリンピックに向けて、障害者スポーツを応援したい」
その言葉はすてきだと思うし、共感するところもあります。
でも、そう口にした人の話を聞いているうちに
「?」がたくさん出てくることがあります。
よく聞いてみると、
「障害者スポーツ」にどんな競技があるのか、
どんな人がスポーツしているのか
どんなところで練習しているのか
選手や、競技をサポートしている人がどんなことを求めているのか、
知らない。
観に行こうともしていない。
調べようともしていない。
「一から教えてほしい」。
「何ができるか、アイデアをほしい」ということだったりする。
「え~っ??????」
「いったい、誰に対して、何のために、何を応援したいの?」
心の中に、「?」がいっぱい、沸いてきます。
「2020年東京パラリンピックに向けて、障害者スポーツを応援したい」
と思うのは、個人の自由。
どう思うのも自由だけど
「自分のため」という自覚がないままに、
「誰かのため」「社会のため」にするのだから、良いことだと言い切れる感じ。
協力してもらってしかるべきっていう感じ。
私は、とても、こわいです。
言い過ぎかもしれないけれど、
「悪意は、善意の顔をしてやってくる」という言葉
を思い出します。
ただ、時々、自分自身も立ち止まって考えてみなければと思います。
私自身の中でも、
「自分のため」のことを、
「誰かのため」「社会のため」とか言って、
仮面を被ってる、いやらしいところがないかな。
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