「実は、〇〇なんです」
今まで、隠していたことを告白するカミングアウトの一文。
江古田は、「実は、パンのまち」。
地下鉄に貼ってあったポスターに、書いてありました。
江古田という町は、
誰かに語りかけるように、「実は」と告白したんです。
暮らしの手帖の編集長だった花森安治さんは、
次のような「実用文十訓」をのこしているそうです。
①やさしい言葉で書く
②外来語を避ける
③目に見えるように表現する
④短く書く
⑤余韻を残す
⑥大事なことは繰り返す
⑦頭ではなく、心に訴える
⑧説得しようとしない(理詰めで話をすすめない)
⑨自己満足をしない
⑩一人のために書く
ブックカフェ「六次元」のナカムラクニオさんが
著書のなかで紹介されていたもので、
ナカムラさんは、最後の「一人のために書く」ことを
大切にされているそうです。
SNSの投稿には
「たくさんの人に読んでほしい」
という思いを持つこともありますが、
たくさんの人を意識して書くよりも、
一人の人を意識して書いたことが、
結果としてたくさんの人に響くことがある気がします。
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