2014年12月9日火曜日

言葉は果実



「人々の心をむすぶ」

谷川俊太郎さんの「言葉は」という詩の
最後の一文です。

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言葉は果実

苦しみの夜に実り

喜びの日々に熟して

限りなく深まる意味で

味わい尽くせぬ微妙な味で

人々の心をむすぶ

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この詩は、
「言葉は種子」
「言葉は新芽」
「言葉は蕾」
「言葉は花」と続き、
「言葉は果実」が最後の節なんですが、

最後の「人々の心をむすぶ」という一文が、とても好きです。

私の場合、
伝えたいことがまとまらないまま、話しをしはじめて、
同じことを繰り返し言ってしまうことが多い。

話すのが得意ではないので、
書くことでなんとか自分の水準を上げたいところ。

自分の言葉が、「人々の心をむすぶ」という領域は、
もっと、ずっと高いところにあるけれど、

いつか、一つでも、
そういう言葉を発することができたらいいなと思います。


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