「人々の心をむすぶ」
谷川俊太郎さんの「言葉は」という詩の
最後の一文です。
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言葉は果実
苦しみの夜に実り
喜びの日々に熟して
限りなく深まる意味で
味わい尽くせぬ微妙な味で
人々の心をむすぶ
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この詩は、
「言葉は種子」
「言葉は新芽」
「言葉は蕾」
「言葉は花」と続き、
「言葉は果実」が最後の節なんですが、
最後の「人々の心をむすぶ」という一文が、とても好きです。
私の場合、
伝えたいことがまとまらないまま、話しをしはじめて、
同じことを繰り返し言ってしまうことが多い。
話すのが得意ではないので、
書くことでなんとか自分の水準を上げたいところ。
自分の言葉が、「人々の心をむすぶ」という領域は、
もっと、ずっと高いところにあるけれど、
いつか、一つでも、
そういう言葉を発することができたらいいなと思います。
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