2014年12月11日木曜日

受けとめる



「駄目だった」と言われたとき、

「駄目だったんだね」と受けとめる。

つい、「駄目じゃないよ。頑張れ」などと
励ましの言葉を口にすることががあるけれど、

望みを失っている相手は、
「頑張れ」という言葉に、よりいっそう孤独を感じるかもしれない。

望みを失っている人がいたら、

まず、相手の気持ちに寄り添う

相手の悲しみを「そうだったんだね」と受けとめる。

一緒に苦しみながら傍らにいる。

傍らで受けとめながら、相手に対して望みを失わない。

相手の力を信じて、じっと待つ。

小川洋子さんと河合隼雄さんの
対談「生きるとは、自分の物語をつくること」
を読み返しました。

望みを失っている相手の気持ちに寄り添って、
傍らにいるには、相当な強さが要ります。

完璧にできることは難しいと思うけど、

言葉にできない相手の気持ちを、まず、受けとめること
とても大事なことだと思います。
そういう事ができる、器の大きさを持てたらいいですね。

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