誰かに、何かに、自分を預ける。
人が成長する過程で、自分より優れた人との出会いは大切なものです。
自分がまだ持ち得ていないものに敬意を示し、
そこに自分を預けてみることは、
操作されてしまう危険性もあるけれど、
人間の愛が養われるには、
他人を信頼して、自分を預けることが欠かせないと思う。
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西村佳哲さんの著書「かかわり方のまなび方」のなかで紹介されていた、
翻訳家・セラピストの菅靖彦さんの言葉です(一部改変)。
「自分を預ける」という言葉、いいですね。
「自立」と「依存」という言葉がありますが、
本当に自立している人は、他人に依存できる人。
と思っています。
なんでもかんでも一人でできるのは、自立ではなく、
自分のできないこと、足りないことを知り、
他人の力をほどよく借りることができるのが、
本当の自立だと思うのです。
でも、
頑張ってしまう人ほど、
自分の「できない」「足りない」を認めることが難しかったり、
分かっていても、他人を頼ることが苦手だったり。
そんなことが、ありますね。
私自身、ときどき、そういうことが、ある気がします。
「自分を預ける」という言葉には、
自分の肩の力を抜いて、深呼吸したくなるイメージが沸いてきます。
自分を預けられるような、
尊敬できる人、信頼できる人に出会えるといいですね。
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