栄光を手にすることは難しい。
しかし、失った栄光を忘れ去ることはもっと難しいものなのだ。
そして、さらにいえば
失った栄光をふたたび手にすることの難しさは、それらの比ではない。
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沢木耕太郎さんのノンフィクション「儀式」の中に、
上記の一節が書かれています。
24歳でこの一節を書いた沢木さん、すごいなって思いました。
一つの夢を追いかけて、
その夢が消えたとき、
ふたたび、熱い気持ちで、
別の夢を追い求めることができるでしょうか。
切り替えとか、転身とか、
言葉ではいえるけれど
簡単ではない気がします。
時間が解決するのか、
周囲の環境に癒されるのか、
それとも、
まったく違う価値観で、新しい夢を持つのか。
結局、どう生きるのか。
それを試されるのかもしれません。
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