「面白い!」と話題になっていた小説「三体」
読もうか、どうしようか迷っていた1冊でした。
宇宙といわれても、あまりピンと来なくて、ロマンを感じないし。
生物は好きだったけど、物理は好きでなかったし。
SFは、あまり積極的に手を出さないジャンルだからです。
しかし、緊急事態宣言で外出自粛となり、お家時間が増えました。
ソーシャルディスタンスとか、三密とか、基本的なことですが
感染対策に気を遣う毎日に無意識のうちにストレスが溜まっている気もします。
いつもなら、「まーいいか」と流せるような他人の一言に 毒を感じとってしまったり、
妙に気になってしまったりもする。
これは、まずい。
生活や趣味に何か少し変化を持たせよう。
必要なのは、頭の中を休ませる娯楽の時間。
エンタメだなーと思いました。
そんなきっかけで手に取ったのが、小説「三体」です。
中国の歴史
科学の理論的の発見の歴史
最新の科学技術
宗教や思想のエッセンス
これらが物語に丁寧に盛り込まれている点がすごい
実際の環境破壊の問題や政治的事件 弾圧や貧困の社会問題もベースに敷かれていて、 改めて考えさせられる面もある
「面白い!」と評判となり、話題になっている理由が分かりました。
世界規模で、新型コロナウイルス感染の問題を抱えている今こそ、
宇宙から地球を見る、環境や生命の生存を考える必要があるのかもしれません。
長編ですが、読み進めていくうちに、ずるずると引きこまれる。 お勧めの1冊です。
三体
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