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雪の上に、天使の像をつくる方法を教えてもらいました。 |
「人間は、一方で安定を求めており、一方で変化を求めているものである」
心理学者・河合隼雄さんの著書に、こんな言葉がありました。
安定も、変化も、とらえ方は人それぞれですが、
どちらも、良い意味でとらえることができたらと思います。
例えば、慣れない仕事を任されたり、新しい事業を立ち上げた時、
これまでと同じ考え方では対応できない事が出てきます。
それまでの考え方を変え、取り組み方を変えることが求められます。
環境や状況の変化の中で、人は、変化を求められます。この時の変化は、成長といえるかもしれません。
「大変だ」「難しい」と感じた時、「自分が変化できるチャンス」「自分が成長できる機会」と捉えられるといいですね。
人は、慣れ親しんだ環境の中にいると安心します。心身ともに安定していることで、
「いざ!」という時に発揮する力を蓄えておけるかもしれません。
しかし、安定ばかりでは、退屈に感じることもあるでしょう。
「いつもと変わり映えがしない」「毎日、退屈な気がする」などと感じた時は、
その安定の中に、どんな価値があるか考えてみたいと思います。
安定を手に入れている状態だからこそ、自分を見つめなおす時間を持ち、
すでに手に入れている強みや長所を確認してみるとよいかもしれません。
「自分は、こんなことができる」というものが見つかったら、それを活用することを考えてみましょう。すると、自然に「変化」が生まれ、退屈が消えているような気がします。
人は、安定も、変化も、求めている。
安定ばかりでも、変化ばかりでも上手くいかない。
つまり、両者のバランスや、循環なのだと思います。
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