他人の感情を理解できない人は、「モンスター」だろうか?
いや、他人の感情を100%理解できる人など、そもそもいるのだろうか。
「お互いに、ある程度、理解しあえているよね」という前提で人間関係を築いているのではないか。そんなことを考えさせられた。
「アーモンド」(ソン・ウォンピョン著、矢島暁子・訳)は、脳の偏桃体が生まれつき小さく、人の感情が理解できない主人公ユンジェの物語。
偏桃体は、大きさから「アーモンド」と呼ばれているそうで、小説のタイトルもこれを採っている。
人の感情が分からないという「障害」を抱えた子どもは、どう成長するのか。 成長する可能性があるのか。 著者は、そんな問いを立てて、執筆したのかもしれない。
物語は、主人公の語りで進んでいくが、行間に母親が息子に注ぐような視線の温かさを感じた。 人の温もり、優しさを感じて、ほっこりする一冊。
人の感情が分からないという「障害」を抱えた子どもは、どう成長するのか。 成長する可能性があるのか。 著者は、そんな問いを立てて、執筆したのかもしれない。
物語は、主人公の語りで進んでいくが、行間に母親が息子に注ぐような視線の温かさを感じた。 人の温もり、優しさを感じて、ほっこりする一冊。
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