2018年8月7日火曜日
教えること、学ぶこと
知識や技術、経験から得たことを「教える」
学校の先生、親、大人だからできる「教える」ことがあると思います。
一方で、先生や親、大人だからこそ、「教える」ことの「落とし穴」もある気がします。
「教える」ことの目的は、学生や、子ども、後輩に、何かを「学んでほしい」から。
本当は「学んでほしい」のに、「教える」ことに力が入ると、相手が自分から学ぶ力を奪ってしまうかもしれません。
コーチングのセッションをしていて思うのは、
まず、コーチングを受けようと思っている時点で、
クライアントさんの姿勢は「前向き」です。
自分の課題を見つけて、解決していこうと考えているからです。
「前向き」の姿勢になっている方が、前に進めるように、
声を掛けていくことが、私のコーチングだと思います。
だから、コーチングでは、何も「教えない」。
その代わりに、クライアントさんに「気づき」があるように質問をしていきます。
学校や家庭、仕事の場で、
最低限の知識や技術は「教える」ことが必要かもしれないけれど、
本当は、自ら「学ぼう」とする姿勢をつくることが大事な気がします。
すぐに成果を求めるあまり、その姿勢をつくる作業がおろそかにされたり、すっ飛ばされている気がしています。
プロセスを大切にしないと、
結局は環境が変わったり、新たな課題が出てきた時に、
これまでに「教わった」答えでは対応できずに
どうしたらよいか、分からなくなってしまうのだと思います。
答えがない時に、どこから手をつけたらいいか。
次に、どうしたらいいか。
考えて、前に進める姿勢をつくるには?
コーチングは使えるけれど、それ以外にも、いろいろな方法があるのかもしれません。
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